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令和3年度天皇杯・皇后杯の決勝進出チームが決定

高崎アリーナ(群馬県高崎市)で行われている「令和3年度天皇杯・皇后杯 全日本バレーボール選手権大会 ファイナルラウンド」は本日、特設コートにて準決勝全4試合が行われました。

女子の第1試合は、先週行われた準々決勝で皇后杯前回王者のJTマーヴェラスをセットカウント3-2で下した久光スプリングスが、PFUブルーキャッツにストレートで勝利。久光スプリングスの酒井新悟監督は試合後の記者会見で「久しぶりの決勝戦。この後の試合も分析して準備したい。若い選手に成功体験を与えて成長の糧にしたい」、井上愛里沙主将は「明日もう一度、勝った勢いを繋げていけるよう準備していきたい」と意気込みました。

女子の準決勝もう1試合は、東レアローズ対NECレッドロケッツの、V.LEAGUE DIVISION1 WOMEN 2位と3位の対決。第1セット、第2セットを先取した東レアローズに対しNECレッドロケッツが第3セットに意地を見せるも力及ばず、セットカウント3-1で東レアローズの勝利となりました。

東レアローズの越谷章監督は試合後の記者会見で、「今日、苦しい状態のゲームができたのは逆に良かった。今日楽に勝ってしまったら、明日苦しい展開になった時に立て直しができない。ギリギリのところで踏ん張ることで、明日余裕ができる」と振り返りました。白井美沙紀主将は、「昨年皇后杯の決勝戦で負けてから、優勝する、という強い気持ちを持って臨んだ。苦しい展開になることは予想していたが、最後は粘り強く、またラリーを取ることができ、明日に繋がって良かった」とコメントしました。

男子の第1試合は、V.LEAGUE DIVISION1 MEN 2位の堺ブレイザーズが、7位のJTサンダーズ広島に対しセットカウント3-0のストレートで勝利し、決勝進出を決めました。

堺ブレイザーズの千葉進也監督は「Vリーグも含め、一回戦からしっかりと気を抜かずにやってくることができた。厳しい試合を一つひとつ勝っているのがチーム力につながっている。(決勝戦では)自分たちがやりたいバレーをやりたい」、出耒田敬主将は「日本人選手の攻撃力は自分たちの武器の一つ。そこにうまく(シャロン)バーノンエバンズ選手が合流していい化学反応が生まれ、さらに深津(旭弘)選手が加わって自分たちをうまく使ってくれる。自信を持って戦えているのが好調の要因」と語りました。

男子の準決勝第2試合は、V.LEAGUE DIVISION1 MEN 1位の東レアローズと、4位のウルフドッグス名古屋の試合。第1セット、第2セットとウルフドッグス名古屋が連取すると、第3セットはうってかわって東レアローズがリードする展開に。第4セットはウルフドッグス名古屋が取り返し、セットカウント3-1で決勝進出を決めました。

ウルフドッグス名古屋のマクガウン クリス監督は「チームが一丸となって、いい準備ができて今日の試合を迎えることができた。(明日対戦する堺ブレイザーズは)非常に良いチームで、色々な武器を持っている。タフな試合になると思う」と振り返り、クレク バルトシュ主将は試合を終え、「(勝利することができ)嬉しく思っているがまだ決勝があるので、満足はしていない。今日の試合のことはできるだけ忘れて、明日の準備をしっかりしたい」と決勝戦に向け気合を入れました。

ついに明日19日(日)、日本一が決まる決勝が行われます。席種は限られておりますが、チケットは「イープラス」サイトにてお求めいただけます(試合会場にて当日券のお取り扱いはございません)。また、決勝は男女ともに101ch(NHK BS1)にて生中継がございます(女子のみ12:50以降は102ch。「STADIUM TUBE」では試合後にアーカイブ配信が実施されます)。日本一の証である天皇杯・皇后杯はどのチームの手に渡るのか、是非最後までご注目ください。

◆12月18日(土)準決勝試合結果

【女子】

久光スプリングス 3-0 PFUブルーキャッツ

NECレッドロケッツ 1-3 東レアローズ

【男子】

JTサンダーズ広島 0-3 堺ブレイザーズ

ウルフドッグス名古屋 3-1 東レアローズ

◆12月19日(日)決勝スケジュール

第1試合 11:00~

【女子】久光スプリングス×東レアローズ

第2試合 16:00~

【男子】堺ブレイザーズ×ウルフドッグス名古屋

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