火の鳥NIPPON、フルセットの末オランダに敗戦し初黒星 ネーションズリーグ第9戦
「FIVBバレーボールネーションズリーグ2022」予選ラウンド最終週(第3週)が28日(火)にカルガリー(カナダ)とソフィア(ブルガリア)で開幕しました。ここまで本大会8戦全勝中で首位を走る女子日本代表チーム・火の鳥NIPPONは、1勝7敗で15位のオランダと対戦し、セットカウント3-2(25-23、20-25、26-24、21-25、10-15)のフルセットで敗戦。9戦目にして大会初黒星を喫しました。
今大会初めてメンバーに登録された宮部藍梨選手と濵松明日香選手をスターティングメンバーに迎え、フレッシュな顔ぶれで試合に臨んだ日本。第1セットは山田二千華選手の2連続サービスエースもあり、25-23でまずは先取します。第2セットも序盤は日本がリードしますが、ミスや相手の高いブロックに阻まれ思うように点差を広げられません。その後はオランダの連続得点で逆転され、そのまま20-25でこのセットを落とします。続く第3セットは、第2セットの途中で入った島村春世選手、関菜々巳選手に加え、内瀬戸真実選手、井上愛里沙選手、小川愛里奈選手とメンバーを大幅に入れ替えて立て直しを図ります。後半、どちらも譲らない展開で24-24のデュースとすると、最後はキャプテンの古賀紗理那選手の攻撃でこのセットを奪い返します。第4セットは序盤に日本の6連続得点もありリードを広げますが、18-18とオランダに追いつかれると、その勢いのままオランダが21-25とこのセットを取ります。勝負は最終セットに持ち込まれ、日本は立ち上がりから3連続失点を喫しリードを奪われると、10-15でフルセットの末に接戦を落としました。
なお、この試合の前に行われたイタリア対ポーランドの試合でイタリアが勝利したことで日本の予選ラウンド8位以上が確定したため、日本は7月13日(水)~17日(日)にアンカラ(トルコ)で行われるファイナルラウンドへの進出を決めています。次戦は1日空いて日本時間2日(土)に、ファイナルラウンドのホスト国でありここまで5勝4敗、7位のトルコと対戦します。ファイナルラウンドを見据え戦いを続ける火の鳥NIPPONへ引き続きご声援をお送りください。
<次戦>
7月1日(金)17:00(日本時間翌8:00)日本×トルコ
写真提供:FIVB