国際大会

火の鳥NIPPON、ブラジルと競るも4強ならず、ネーションズリーグ準々決勝敗退

2022.07.14|国際大会

火の鳥NIPPON、ブラジルと競るも4強ならず、ネーションズリーグ準々決勝敗退

「FIVBバレーボールネーションズリーグ2022」予選ラウンドを8勝4敗の5位で終えた女子日本代表チーム・火の鳥NIPPON。昨日アンカラ(トルコ)でファイナルラウンド準々決勝が行われ、火の鳥NIPPONは予選ラウンド2位のブラジルを相手にセットカウント1-3(27-29、26-28、25-20、14-25)で敗れ、今大会を7位で終えました。

予選ラウンドでは対戦がなかったブラジルとは本大会初の顔合わせとなります。試合前のFIVB世界ランキング2位(日本は7位)、東京2020オリンピックでも銀メダルの強豪ブラジルに対し、日本は予選ラウンド最終戦、ベルギー戦のスターティングメンバーからミドルブロッカーを濵松明日香選手から山田二千華選手に変えて試合に臨みます。第1セットから高い集中力で試合を進める日本。相手のサーブミスもあり、12-9とリードしてテクニカルタイムアウトを迎えます。その後も日本は全員で守った長いラリーを制して、20-14とリードを広げ主導権を握ったかと思われますが、ブラジルも負けじと追い上げ同点に追いつかれます。その後は双方の攻防が続き、23-23から27-27まで1点毎にデュースが続く緊迫した展開となりますが、最後はブラジルのブロックに阻まれ27-29でこのセットを落とします。第2セットも第1セットと似た試合の展開に。林琴奈選手がスパイク、サーブで活躍を見せ、8-4と日本がリードします。しかし中盤18-21と逆転され、その後は一進一退の攻防が続き一時は26-25と再び逆転に成功するも、このセットもデュースの末に26-28とされ、ブラジルにあと一歩が届きません。後のない第3セットはこれまでと同様、12-10とリードしてテクニカルタイムアウトを迎えると、途中から入った石川真佑選手が終盤に22-20から圧巻の3連続サービスエースを決め、25-20と初めてこのセットを奪います。その石川選手がスタートから入った第4セットはブラジルの高いブロックに苦しみ、勢いに乗ったブラジルを止めることができず14-25でこのセットを落とし、セットカウント1-3で敗れました。


試合結果

ファイナルラウンドはノックアウト方式のトーナメント戦のため、負けた時点で大会は終了。当初の「ファイナルラウンド進出」という目標をクリアし、その後に改めた「ベスト4入り」という目標は達成することはできませんでしたが、秋の世界選手権に向けて大きく成長を遂げた火の鳥NIPPON。ブラジルとは世界選手権の第1次ラウンドでも再戦予定です。大会を通じ、熱いご声援をお送りいただきありがとうございました。

写真提供:FIVB

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