久光製薬スプリングスが2連覇! 「2013/14 V・プレミアリーグ」女子ファイナル
2013/14 V・プレミアリーグの女子ファイナル(優勝決定戦)が4月12日に東京体育館で行われ、セミファイナルリーグ戦2位の久光製薬スプリングスが同1位の岡山シーガルズをセットカウント3-1(25-18、25-14、20-25、25-15)で下し、2年連続4回目となるリーグ制覇を達成しました。
優勝決定戦の前に行われた3位決定戦では、東レアローズがトヨタ車体クインシーズをストレート(25-22、25-19、25-19)で破りました。
優勝した久光製薬スプリングスには、ブランデージトロフィーと副賞の1,000万円が贈られました。
ファイナルで攻守に活躍を見せた新鍋理沙選手は「3セット目を取れなかったことが悔しい。今シーズンは、苦しいことが多かったが、選手全員で悩みながら色々なことを乗り越えることができ、それが今日の勝利に繋がった。(試合後に見せた涙は)嬉しい気持ちもあったが、正直ほっとした気持ちが大きかった。(これからアジアクラブ選手権もあるので)さらに上を目指して頑張りたい」と飛躍を誓いました。
中田久美監督は「正直、今日の試合、私が一番不安だった。セミファイナルで(岡山を相手に)ストレート負けし、(ファイナルまでの期間の)選手の表情や、今日の午前練習の雰囲気から、非常に硬いなと感じた。これがプレッシャーなのかなと心配だった。この状態で岡山シーガルズの粘りが出たら苦しい戦いになるとも思ったが、勝てて良かった。(今シーズンを振り返って)考えなくてはいけないことが沢山ありながらも、自分がぶれてはいけないという想いでチームをまとめてきた。3Legから勝ち続けてはいたが、試合内容も悪く、しっくりこなかった。今日はどちらが勝ってもおかしくない状況だったので、まずは連覇することができホッとした」と、安堵の表情を覗かせました。
■ファイナルラウンド最終順位
優勝:久光製薬スプリングス
準優勝:岡山シーガルズ
3位:東レアローズ
4位:トヨタ車体クインシーズ
■2013/14 V・プレミアリーグ 個人賞
○優勝監督賞
中田久美(久光製薬スプリングス)
○得点王(最多得点) ※
迫田さおり(東レアローズ)
○スパイク賞(アタック決定率) ※
ローレン・パオリー二(日立リヴァーレ)
○ブロック賞(セット当たりブロック決定本数) ※
奥村麻依(JTマーヴェラス)
○サーブ賞(サーブ効果率) ※
石井優希(久光製薬スプリングス)
○サーブレシーブ賞(サーブレシーブ成功率) ※
新鍋理沙(久光製薬スプリングス)
○優秀GM賞
山ノ川孝二(日立リヴァーレ 部長)
○20周年ニューヒロイン賞
内瀬戸真美(日立リヴァーレ)
※はレギュラーラウンドでの成績による。
■Vリーグ栄誉賞(通算230試合出場)
矢野美子(トヨタ車体クインシーズ)
眞恵子(トヨタ車体クインシーズ)
なお、今シーズンの最高殊勲選手賞や、最優秀新人賞、ベスト6賞などは、4月14日(月)に開催される「2013/14 V.LEAGUE AWARD」にて発表されます。