プエルトリコにストレート勝利し第2次ラウンド残すはあと1戦 2022女子世界選手権
オランダとポーランドで行われている「2022女子世界選手権」は第2次ラウンドの折り返しを迎え、女子日本代表チーム・火の鳥NIPPON(大会前のFIVB世界ランキング7位)は7日(金)、第2次ラウンド3戦目でプエルトリコ(同18位)と対戦。セットカウント3-0(25-16、25-19、25-21)のストレートで勝利しました。
これまではリベロの内瀬戸真実選手と福留慧美選手がそれぞれサーブレシーブとスパイクレシーブに対応する2人体制でしたが、この試合は福留選手が1人でどちらも対応。第1セット序盤、島村春世選手が得意のブロード攻撃で得点し、また井上愛里沙選手もサービスエースを決めて先行しますが、大きな点差は生まれません。しかし中盤、日本が徐々に得点を重ねると、後半はリリーフサーバーとして入った宮部愛芽世選手や佐藤淑乃選手がブレイクに成功し、25-16でまずはこのセットを先取します。続く第2セット、セッターの関菜々巳選手はミドルブロッカーの選手を効果的に使っていきます。日本にミスもあり、一時は10-10の同点とされますが井上選手が連続得点で突き放します。終盤、プエルトリコも追い上げを見せますが、25-19でこのセットも日本が連取します。第3セットはスタートから井上選手に代わりキャプテンの古賀紗理那選手が入りますが、序盤はうまくかみ合わずサイドアウトの応酬となります。プエルトリコに連続失点で逆転を許すと、日本はこの試合初めてタイムアウトを要求。終盤、18-18から21-21まで互いに譲らない展開が続きますが、最後は古賀選手のブロックポイントで25-21とこのセットも取り、3-0のストレート勝利を収めました。
次戦は1日空いて9日(日)、第2次ラウンド最終戦でホームのオランダと対戦します。FIVB世界ランキング10位(大会前時点)のオランダは既に第2次ラウンド敗退が決まっていますが、2016年のリオデジャネイロオリンピックでは4位、また第2次ラウンドでは中国に2-3と競るなど実力は侮れません。4チームが第3次ラウンド(準々決勝)に進めるプールEは上位が拮抗しており、負けられない大一番となります。引き続き、火の鳥NIPPONへご声援をお送りください。
<次戦>
10月9日(日)15:30(日本時間22:30)日本×オランダ
写真提供:FIVB