日本はトルコに敗れ初戦黒星 FIVBワールドグランプリ2014
FIVBワールドグランプリ2014の予選ラウンドが8月1日(金)世界各地で行われ、眞鍋政義監督率いる全日本女子バレーボールチーム・火の鳥NIPPONは、アンカラ(トルコ)で本大会の開幕戦を迎えました。
予選ラウンドは出場28チームがプールA~I(12チーム)、プールJ~O(8チーム)、プールP~S(8チーム)の3つのグループに大きく分かれて対戦します。8月20日(水)~24日(日)に有明コロシアム(東京都江東区)で開催される決勝ラウンドには、開催国・日本と、日本を除くプールA~Iの上位4チーム、「ファイナル4(プールJ~O)」の勝者1チームが出場します。
予選ラウンド初戦で開催国・トルコと対戦した日本は、ストレート(27-29、19-25、21-25)で敗れ、今大会を黒星スタートとなりました。
この試合、ミドルブロッカー1人、ウィングスパイカー4人が入る戦術「MB1」で臨む日本。第1セット、長岡望悠選手(久光製薬スプリングス)の強打やフェイント、中道瞳選手(東レアローズ)の好サーブで得点しますが、ウィングスパイカー陣の強打がトルコのブロックに捕まると、一進一退の展開となります。終盤、好サーブから流れを掴みかけますが、24-23の局面からサーブミスなどでリズムに乗りきれず、27-29で第1セットを落とします。第2セット、序盤からトルコに主導権を奪われると、徐々に点差を広げられます。日本は好調の石井優希選手(久光製薬スプリングス)と長岡選手にトスを集めますが、19-25でトルコに2セット連取を許します。第3セット、日本はこのセットからミドルブロッカーを1人も置かず、5人のウィングスパイカーを入れた超攻撃的な布陣でトルコに挑みます。セッターに宮下遥選手(岡山シーガルズ)を起用。石田瑞穂選手(デンソーエアリービーズ)や石井選手の強打で序盤から大量リードを奪います。流れを完全に掴むも、セッターとアタッカーのコンビネーションが微妙に合わない日本。ミスからじわじわと差を詰められると、トルコに逆転を許すと、緩急自在の攻撃を展開するトルコに崩され、21-25で第3セットを落としました。
初戦を終えて、キャプテン・木村沙織選手(東レアローズ)は「初戦ということもあって、勝って明日(8月2日、ロシア戦)につなげたかった。自分たちの持ち味であるサーブで崩して、そこからディフェンスという展開をとりたかった。ポイントを取っている選手がすごく限られていたので、やっぱり相手からもマークされやすかったと思う。もっとバックアタックを打ちたかった。練習してきたことが全然出せず、オーソドックスなバレーになってしまった」と振り返りました。
この日行われたトルコ大会のこのほかの試合では、ロシアがアメリカをセットカウント3-1(22-25、25-18、25-20、25-20)で下しています。
日本は日本時間2日(土)22:00より、ロシアとトルコ大会第2戦を戦います。引き続き全日本女子チーム・火の鳥NIPPONにご声援をよろしくお願いいたします!