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金蘭会高校が初優勝! 平成26年度全国高等学校総合体育大会 女子バレーボール競技大会

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「平成26年度 全国高等学校総合体育大会 女子バレーボール競技大会」(インターハイ)の決勝戦が8月11日(月)、東京体育館(東京都渋谷区)で行われ、金蘭会高校(大阪/以下、金蘭会)が熊本信愛女学院高校(熊本/以下、熊本信愛女学院)をストレート(26-24、25-20、25-20)で破り、初優勝を果たしました。

決勝戦では、金蘭会と熊本信愛女学院が対戦。金蘭会は宮部藍梨選手、熊本信愛女学院は古賀紗理那選手を攻撃の中心に据えて臨みます。第1セットは26-24のデューズの末に金蘭会が先取。第2セットは熊本信愛女学院がリードを奪いますが、徐々に金蘭会が点差を縮めます。金蘭会が持ち味のレシーブを得点に繋げ逆転に成功すると、熊本信愛女学院の追い上げを振り切り、25-20で2セットを連取します。第3セット、序盤は再び熊本信愛女学院のリードで試合は進みますが、金蘭会が宮部選手、服部愛果選手、丸尾選手らのスパイクで逆転すると、徐々に点差を広げます。熊本信愛女学院も古賀選手にボールを集め得点しますが、金蘭会が25-20で逃げ切り、第3セットを奪いました。

金蘭会の池条義則監督は、「(第3セットの)25点目が入るまで、どういう結果になるかは分からない。優勝して喜ぶのは最後まで我慢していた。大会を乗り切るために、セッター以外は控えの選手すべてを起用した。選手みんなに力があるので、エースの選手はいない。ポジションをずらしても大きく変化しないのがこのチームの特徴。(国体での活躍にも期待が集まるが)近畿地方は予選を勝ち上がることが難しい。まずは出場権を獲得すること」とコメントしました。

キャプテンのセッター・堀込奈央選手は、「今日は1年の宮部(藍梨選手)の調子がよかったので、宮部にすべてを任せてトスを上げた。金蘭会の強みはレシーブ。レシーブが乱れたら金蘭会のバレーは成り立たない。第17回アジアジュニア女子選手権大会(U-19)に丸尾(遥香選手)と小池(杏菜選手)が出場している間、選手全員で練習する時間を取れなかったが、2人が(大会を経験して)いいものを持って帰ってきてくれたので、それをチームで共有することができた。目の前の1試合1試合を戦うことが大切と考えていたので、大会中は『日本一』という言葉は使わないようにしていた」と大会を振り返りました。

インターハイのバレーボール競技大会は本日で終了しますが、本大会に出場した各校は天皇杯・皇后杯ブロックラウンドや国民体育大会、全日本高等学校選手権大会(春高バレー)など、様々な大会に出場します。引き続き、高校生バレーボーラーの活躍にご注目ください!

◆ベスト6

服部愛果選手(金蘭会高校3年)

丸尾遥香選手(金蘭会高校3年)

古賀紗理那選手(熊本信愛女学院高校3年年)

津口玲奈選手(熊本信愛女学院高校3年)

中條美月選手(古川学園高校3年)

野元美樹選手(鹿児島市立鹿児島女子高校3年)

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