国際大会

フルセットの末にフランスに勝利 フランス親善試合

2014.08.15|国際大会

フルセットの末にフランスに勝利 フランス親善試合

8月8日(金)から9月5日(金)まで、フランス、チェコ、ブラジルの3カ国を回る、「ヨーロッパ・南米遠征」を行っている全日本男子チーム・龍神NIPPON。8月14日(木)にフランスとの親善試合第2戦を行い、フルセット(23-25、29-27、22-25、25-19、16-14)で勝利しました。

第1セット、序盤はフランスにリードを許しますが、越川優選手(JTサンダーズ)のサービスエースなどで点差を縮めます。終盤、出耒田敬選手(堺ブレイザーズ)のクイックとブロックで20-19としますが、23-22の場面でフランスに3連続得点で逆転され、23-25で第1セットを落とします。第2セット、伏見大和選手(東レアローズ)に代わり出場した山内晶大選手(愛知学院大学3年)がクイックなどで応戦しますが、17-20とフランスにリードを広げられます。越川選手のサービスエースや山内選手のブロックなどで21-21と同点にすると、デュースの末に日本が29-27で逃げ切り、第2セットを取ります。21-23で第3セットを落とし後がない第4セット、日本は米山裕太選手(東レアローズ)に代えて石川選手を立ち上がりから起用します。石川選手のスパイクやサービスエースでリードを奪うと、清水邦広選手(パナソニックパンサーズ)、越川選手のスパイクや連続ブロックで11-6とリードを広げます。その後も深津選手が石川選手を基軸にコンビネーションを組み立て、多彩な攻撃を展開。永野健選手(パナソニックパンサーズ)の粘りあるレシーブもあり、25-19で日本が第4セットを奪います。第5セット、越川選手に代わり米山選手が出場すると、攻守にわたる活躍を見せ、5-2とリードを奪います。その後フランスに追い上げられ、13-12の1点差とされますが、日本は石川がブロックをかわし強打を決めると、14-12とします。ここで日本は山内選手に代えて越川選手をピンチサーバーで投入しますが、決めきれずデュースに突入。直後、レセプションに入った石川選手が自ら決めて15-14とすると、最後は清水選手が決めて16-14でフランスを振り切りました。

◆南部正司監督

戦術、システムを再確認し修正した結果、チームの長所を生かすことにつながった。また課題であるサイドアウト率も、チーム目標値を達成することができ、大きな自信となった。強豪国との対戦では厳しい試合展開が予想されるが、引き続き接戦で勝ち抜けるメンタルと技術力を実戦で強化する。

◆キャプテン・越川優選手

一昨日(12日)はストレートで負けたものの、今日(14日)はフルセットで勝つことができた。コート内でのコミュニケーションも良くなり、個人個人が戦術に基づいて状況に応じたプレーができていたことが勝因。課題を見出して、克服して行くことでチームも個人も前進ができると確信できた試合だった。また、合同のチーム練習の場などを提供してくれたフランスナショナルチームに感謝したい。来週からはチェコで多くの経験を積んで、日々前進できるように努力したい。

◆内山正平選手

国際試合で、高いブロックをかわすコンビネーションの組み立てなどを学ぶことができた。この経験を生かし、チームの攻撃戦術を完成させるために精進を重ねたい。

フランス親善試合を1勝1敗で終えた日本は17日(日)までフランスで合宿を行い、18日(月)にチェコへ移動します。チェコではチェコナショナルチームと親善試合を4試合(うち1試合は練習を交えた変則的な試合)行う予定です。チェコ親善試合第1戦は日本時間21日(木)0:00開始です。引き続き、全日本男子チームにご声援をお願いいたします!

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フランス親善試合 大会概要


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