Maringaとの親善試合を2戦2勝で終える ブラジルクラブ親善試合
フランス、チェコ、ブラジルの3カ国を回る、「ヨーロッパ・南米遠征」を行っている全日本男子チーム・龍神NIPPONは8月30日(土)、マリンガ(ブラジル)でクラブチーム・Maringaと親善試合2試合目を行い、フルセット(25-10、25-27、19-25、25-18、15-12)で勝利しました。
第1セット、出耒田敬選手(堺ブレイザーズ)のクイック、米山裕太選手(東レアローズ)、清水邦広選手(パナソニックパンサーズ)のスパイクなどで序盤にリードを奪うと、出耒田選手、柳田将洋選手(慶應義塾大学4年)、米山選手などの得点で、25-10でセットを取ります。第2セットを25-27、第3セットを19-25で落として迎えた第4セット、清水選手のブロックアウトで流れを引き寄せると、米山選手の連続サービスエースなどで4連続ポイントを奪います。両チームが得点を奪いながら迎えた終盤、途中出場の越川優選手(JTサンダーズ)のスパイク、連続ブロックポイントで22-16と一気に相手を引き離し、25-18で第4セットを奪います。第5セット、序盤に越川選手のスパイク、山内晶大選手(愛知学院大学3年)のブロックなどでリードを奪うと、出耒田選手の連続ブロックや清水選手の連続スパイクなどで、13-9とします。最後は清水選手のスパイクが決まり、15-12で日本が第5セットを取りました。
◆南部正司監督
「第1セットの集中力はすばらしかったが、第2セット中盤の簡単なミスから流れが少しずつ相手に傾き、立て続けに2セットを落としてしまった。第4セット以降は切れかけていた集中力が戻り、本来の力を発揮できた。試合の時間帯によって(調子の)波があり、良いときと悪いときの差が大きい。(本遠征)残りの2試合でしっかり修正していく」
◆米山裕太選手
「今日は相手のミスにも助けられたが、第1セットの入りがとても良かった。第2セットにリードしていたところから逆転されたところは反省しなければならない。第4セット以降はチームがもう1度まとまって戦うことができた。若い選手が増えた中、勝つことが自分たちの自信につながると思うので、残り2試合もしっかりプレーしたい」
◆清水邦広選手
「フルセットの接戦をものにできたことは、チームにとってプラスだと思う。自分の持ち味や、チーム内での役割が少しずつ分かってきた。(選手たちが)自分がチームに何ができるかを考えながやっているからこそ、今日のような接戦で勝利できたのだと思う。もちろん良いときばかりではないが、これからもアジア大会(第17回アジア競技大会[2014/仁川])に向け、チームも自分自身もより向上できるように頑張りたい」
Maringaとの2戦を終えた龍神NIPPONは、パラナ州のマリンガからサンパウロ州のモジダスクルゼスに移動し、9月1日(月)にSESIと親善試合を1試合行います。その後、サンパウロ州のカンピーナスに移動し、本遠征の締めくくりとなるVolei Brasil Kirinとの親善試合を行います。引き続き、龍神NIPPONの動向にご注目ください
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