国際大会

3試合目はSESIに敗れる ブラジルクラブ親善試合

フランス、チェコ、ブラジルの3カ国を回る、「ヨーロッパ・南米遠征」を行っている全日本男子チーム・龍神NIPPONは9月1日(月)、モジダスクルゼス(ブラジル)でクラブチーム・SESIと親善試合3試合目を行い、セットカウント1-3(20-25、34-32、19-25、21-25)で敗れました。

第1セット、立ち上がり、相手の高いスパイクで3連続ポイントを奪われ追う展開となりますが、伏見大和選手(東レアローズ)のサービスエースなどで9-6と逆転に成功し、リードを広げます。中盤は相手の強烈なサーブにレシーブが崩され、攻撃を組み立てることが出来ず13-16と追う展開となります。悪い流れを断ち切ろうとしますが14-20とさらに点差が広がり、20-25で第1セットを落とします。第2セット、序盤、キャプテン・越川優選手(JTサンダーズ)の速いレフト攻撃や清水邦広選手(パナソニックパンサーズ)のブロックで連続ポイントを奪い13-13と接戦になります。デュースに突入すると、互いに1点ずつを奪い合う展開となり、最後は越川選手が押し込み34-32と競り勝ちます。第3セット、越川選手のスパイクやサービスエースなどで8-5とリードを広げます。しかし、相手の強力なスパイクの前に苦戦し、16-16の同点で後半を迎えます。相手にブロックポイントを含む5連続ポイント奪われ16-21とゲーム主導権を握られた日本。最後まで攻めの姿勢を崩しませんでしたが、19-25で第3セットを落とします。第4セット、序盤、センターとサイドからバランス良い攻撃で得点を重ね6-6としましたが、相手のスパイクとブロックポイントで7-12と点差が広がります。途中出場の椿山竜介選手(サントリーサンバーズ)のサービスエースなどで5連続得点。15-16と僅差に詰め寄りますが、終盤、日本はミスによる3連続失点で20-23となり、レシーブで粘るも最後は連続でスパイクを決められ21-25で第4セットを失いました。

◆南部正司監督

「連戦の疲労が感じられたが、第2セット以外は、自チームのミスによる失点から崩れてしまう展開となってしまった。勝ちパターンが確立されていく中、自分達が劣勢など、どんな状況下でも、自チームからミスを出さないように、更なる技術力強化とメンタル強化を実践していき、チーム力をアップさせたい」

◆永野健選手

「今日の試合は1セット目の入り方が悪かった。強い相手に対して自分たちから崩れているので、メンタル面が弱いと感じた」

◆深津英臣選手

「今日は自分達からミスを出してしまい、相手にリズムを作らせてしまう展開となり苦しいゲームとなった。良い場面も増えてきているが、相手に攻められてきた時に、早く立て直すことが出来るようにしたい」

◆山内晶大選手

「今日はミドルブロッカーとしての役割や機能を果たすことができず、チームに貢献することができなかった。しかし、課題が明確になり少なからず得るものはあったので、課題をクリアして前進していきたい」

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