国際大会

中国にフルセットで敗戦 第1次ラウンドを2位で通過 2014女子世界選手権(2014世界バレー)

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2014女子世界選手権(2014世界バレー)は9月28日(日)、大会5日目を行いました。第1次ラウンドでプールDの全日本女子チーム・火の鳥NIPPONは、同プール無敗で、さらには1セットも落としていない中国と対戦。フルセット(16-25、25-18、27-25、17-25、11-15)で敗れ、同ラウンド最終成績を勝点11(3勝2敗)の2位で、第2次ラウンドへ進むこととなりました。

第1セット、序盤に3-9と中国リードを許すと、長岡望悠選手(久光製薬スプリングス)のスパイクなどで追い上げます。しかし、中国の多彩なコンビネーション攻撃に苦戦した日本は16-25で第1セットを落とします。第2セット、サーブで中国を揺さぶり主導権を握ると、江畑幸子選手(RC カンヌ)と木村沙織選手(東レアローズ)を中心に攻撃を組み立て得点し、25-18で第2セットを奪取します。第3セット、前半は5-10と劣勢となりますが、木村選手が苦しい場面で得点を重ね、中国を追い上げます。終盤、石井優希選手(久光製薬スプリングス)のサービスエースなどで5連続得点をマークすると、27-25で日本が2セットを連取します。第4セット、序盤から相手の強打に苦しめられ11-16と苦戦すると、最後は中国に17-25とこのセットを押し切られます。第5セット、立ち上がりに3連続失点を喫し苦しいスタートとなります。その後も連続得点を奪うことができない日本は、終盤に石井選手のライトからのスパイクなどで4連続得点しますが、11-15で第5セットを落としました。

◆眞鍋政義全日本女子監督

「(第1セットは)大切な試合ということで少し宮下(遥選手)も緊張していた。コンビネーションが合わずに中道(瞳選手)に代えた。最終的には中国のブロックに20本近くやられたので、よく2セット取ったと思う。1セット目は中国にサーブレシーブをほとんど返された。(2セット目)にもうすこし強く、そして前後左右に(揺さぶれ)と指示を出し、そのセットからサーブレシーブが乱れて、日本のディフェンスも機能した。(第3次ラウンドの)ベスト6に入るには残り4戦が非常に大事なので、一致団結して死にもの狂いで頑張りたい」

◆キャプテン・木村沙織選手

「最後、勝ち切ることが出来なかったことがすごく悔しい。4セット目のサーブミスがもったいなく、こちらが決めきれずに相手のブロックポイントにしてしまったのが、最後に中国を勢い付かせてしまった原因。自分たちが(身長の)高いチームに勝つには、サーブが一番大事。崩しきれなかった1セット目は反省したい。次の第2次ラウンドで挽回できるように頑張りたい」

この日行われたプールDのその他の試合では、アゼルバイジャンがキューバを3-1(25-20、25-27、25-20、25-22)で下し、同プールを4位で第2次ラウンド進出を決めました。また、ベルギーがプエルトリコをストレート(25-20、25-17、25-19)で破り、同プール3位で通過となりました。

火の鳥NIPPONは、現地時間10月1日(水)に第1次ラウンドプールAを3位で通過したクロアチアと第2次ラウンド1戦目を戦います。引き続き、火の鳥NIPPONに熱い応援をよろしくお願いいたします!!

◆2014女子世界選手権 第1次ラウンド プールD 順位表(9月28日終了時点)

1位:中国(勝点14、5勝0敗)

2位:日本(勝点11、3勝2敗)

3位:ベルギー(勝点9、3勝2敗)

4位:アゼルバイジャン(勝点7、3勝2敗)

5位:プエルトリコ(勝点4、1勝4敗)

6位:キューバ(勝点0、0勝5敗)

※上位4チームが第2次ラウンドに進出。

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