イタリアに敗れ第3次ラウンド進出を逃す 2014女子世界選手権(2014世界バレー)
2014女子世界選手権(2014世界バレー)は10月4日(土)、大会8日目を行いました。全日本女子チーム・火の鳥NIPPONは開催国・イタリアと第2次ラウンドで対戦し、ストレート(23-25、20-25、19-25)で敗れ、5日(日)のドミニカ共和国戦を前に、本大会の敗退が決定しました。
第1セット、迫田さおり選手(東レアローズ)、高田ありさ選手(東レアローズ)のスパイクなどで10-8とし、日本の1点リードで試合を進めますが、終盤に2連続得点を決められ21-21の同点に追い付かれると、サービスエースを含む3連続得点を決められ、23-25でセットを落とします。第2セット、高田選手のスパイクなどで幸先よく3連続得点を奪いますが、イタリアに4連続得点を決められ、逆転を許します。11-12で迎えた中盤、イタリアに3連続得点を2度決められ14-17と引き離されると終盤に再び3連続得点を喫し、20-25で第2セットを落とします。第3セット、長岡望悠選手(久光製薬スプリングス)のスパイクやブロックで得点しますが、イタリアに立て続けに連続得点を決められ5-9とリードを広げられると、中盤にも連続得点を許し、徐々に引き離されます。日本は終盤、山口舞選手(岡山シーガルズ)や石井優希選手(久光製薬スプリングス)の得点で追い上げますが、19-25で第3セットを落としました。
◆眞鍋政義全日本女子監督
「残念の一言に尽きる。勝たないと後がないという気持ちだった。(イタリアは)失点は少なく、高さとパワーは日本より遥かに上だった。スピードは通用するが、イタリアとは現段階で力の差がある。女子バレーは去年から今年にかけて男子に近づいたと、高さとパワーを兼ね備える各国を見て感じる。世界選手権となると、ベテランから若手までベストのメンバーで来る。いろいろ反省しながらやっていきたい」
◆キャプテン・木村沙織選手
「スタートはとても良かったが、(第1セットを)最後、取り切れず、自分たちの形を出せずに終わってしまった。今日の1戦は総力戦ということで臨んだ。負けてしまったが、これが今のチームの現状だと思う。今シーズンは新しい戦術をやってきた。明日の試合で今大会が終わることが決まってしまったけど、今シーズンやってきたことを最後まで出し切れるように頑張りたい。今大会はメダルを獲ることがチームの1番の目標だった。第3次ラウンドまで行けずとても悔しいが、結果をしっかり受け止めて前に進んでいきたい」
第3次ラウンドに進むことができる3位以内に入るためには、イタリアに勝利することが必要でしたが、この試合の結果、5日(日)の直接対決を残して、プールE4位の日本(勝点8)が3位のドミニカ共和国(勝点12)を上回る可能性がなくなったため、第2次ラウンドでの日本の今大会の敗退が決まりました。
火の鳥NIPPONは日本時間10月5日(日)24:00より、ドミニカ共和国と第2次ラウンド最終戦を戦います!最後まで全力で戦う火の鳥NIPPONに、ご声援をよろしくお願いします!!
◆第2次ラウンドプールE 10月4日(土)の試合結果
ドミニカ共和国 対 中国 2-3 (19-25、19-25、25-22、25-20、10-15)
ドイツ 対 ベルギー 3-0 (25-20、25-15、25-21)
クロアチア 対 アゼルバイジャン 1-3 (25-23、23-25、13-25、23-25)
◆2014女子世界選手権 第2次ラウンド プールE 順位表(10月4日終了時点)
1位: 中国(勝点16、6勝0敗)◎
2位: イタリア(勝点16、5勝1敗)◎
3位: ドミニカ共和国(勝点12、5勝1敗)◎
4位: 日本(勝点8、2勝4敗)
5位: ドイツ(勝点6、1勝5敗)
6位: クロアチア(勝点5、2勝4敗、セット率=0.562)
7位: アゼルバイジャン(勝点5、2勝4敗、セット率=0.533)
8位: ベルギー(勝点4、1勝5敗)
◎:第3次ラウンド進出決定
※第2次ラウンドでは第1次ラウンドで同プールだったチームとの対戦はなく、第2次ラウンドに進んだチームとの対戦成績を持ち越します。第2次ラウンドのプールE、Fの上位3チーム、計6チームが第3次ラウンドに進出します。