地元・タイに勝利し大会5連覇! 第10回アジアユース女子選手権大会(U-17)
マナーマ(バーレーン)で開催されている「第10回アジアユース女子選手権大会(U-17)」が10月19日(日)、大会最終日を迎えました。1次リーグ戦から全試合ストレート勝ちで勝ち進んだ日本は、日本と同じくここまで負けなしの地元・タイと決勝戦で対戦。タイへの声援が響き渡るアウェイの雰囲気の中、セットカウント3-1(25-15、25-23、18-25、26-24)で勝利し、5大会連続6回目の優勝を果たしました!
第1セット、荒谷栞選手(共栄学園高校1年)、山口結可選手(八王子実践中学校3年)のブロック、中川美柚選手(岡崎市立南中学校3年)のフェイントなどで16-6とリードを奪うと、タイに追い上げを許さず25-15で第1セットを取ります。第2セット、中盤まではタイの勢いを止めることができず、10-16とリードを許しますが、荒谷選手の連続ブロックポイントを皮切りに得点すると、21-21と同点に追い付き逆転。最後も荒谷選手がブロックとクイックを決めて25-23で2セットを連取します。第3セットを18-25で失って迎えた第4セット、序盤は8-6とリードを保ちますが、攻撃をブロックに阻まれ8-10と逆転を許します。その後、途中出場の島田美紅選手(金蘭会高校1年)の連続サービスエースで22-21と逆転に成功しますが、タイを振り切ることができず再度リードを奪われます。しかし、宮部藍梨選手(金蘭会高校1年)がブロックを決めてデュースに持ち込むと、最後も宮部選手が決めて26-24で第4セットを取りました。
また、同日に行われた3位決定戦では、中国が韓国をストレート(25-22、25-15、27-25)で下し銅メダルを獲得しました。最終成績上位4チームの日本、タイ、中国、韓国は、来年2015年に開催される「第14回世界ユース女子選手権大会(U-18)」(リマ、トルヒーヨ[ペルー]で開催予定)の出場権を獲得しています。
今大会のMVPは、このチームのキャプテンで、「Project CORE」のメンバーでもある宮部藍梨選手が受賞しました。また、日本からはミドルブロッカー賞第2位に中川美柚選手、ベストリベロ賞に鏡原叶悠選手(東九州龍谷高校1年)が選ばれました。
全日本ユース女子チームへのご声援、ありがとうございました!
第10回アジアユース女子選手権大会(U-17) 順位表
1位: 日本
2位: タイ
3位: 中国
4位: 韓国
5位: チャイニーズタイペイ
6位: カザフスタン
7位: フィリピン
8位: ニュージーランド
9位: ホンコンチャイナ
10位: イラン
11位: インド
12位: ベトナム
13位: オーストラリア
写真提供:AVC、FIVB