男子は東福岡、女子は金蘭会が高校日本一! ジャパネット杯 春の高校バレー 第67回全日本バレーボール高等学校選手権大会
「ジャパネット杯 春の高校バレー 第67回全日本バレーボール高等学校選手権大会」の男女決勝戦が1月11日(土)、東京都渋谷区にある東京体育館で行われ、男子は東福岡(福岡)、女子は金蘭会(大阪)が男女各52校の頂点に輝きました!
男子決勝戦では、東福岡と大村工(長崎)の九州勢同士が対戦。第1、2セットはいずれも大村工が序盤にリードを奪いますが、東福岡が中盤に逆転に成功すると2セットを先取します。迎えた第3セットも東福岡が取り、ストレート(25-22、25-21、25-13)で勝利しました。見事本大会初優勝を果たした東福岡は、インターハイ(高校総体)・国体(※)・春高バレーの高校3冠を達成しました。
試合後、男子・最優秀選手賞に選出された東福岡の金子聖輝選手は「昨年(第66回大会)の準決勝で星城高校に負けたときは、何もわからないままコートにいた。今年は自分も支える側になろうと思っていたが、インターハイも国体も3年生に支えてもらってばかりだった。今大会は、少しは(3年生を)支えられたのではないかと思う。3年生と一緒にプレーできてよかった」と話しました。
また、キャプテンの森健太郎選手は「昨年の準決勝で星城に負けて、今年こそは高校3冠を取ろうという思いでやってきたので、今回の春高で日本一を取ることができ嬉しい。試合に出ることができない3年生が半分近くいるが、試合に出られない選手たちが私たちをサポートしてくれた。それが勝利に繋がった。私たちが卒業しても、また3冠を取ってほしい」と後輩たちへメッセージを贈りました。
金蘭会と大阪国際滝井(大阪)の大阪対決となった女子決勝戦は、終始試合を優位に運んだ金蘭会がストレート(25-21、25-18、25-20)で大阪国際滝井を下し、男子・東福岡と同じく本大会初優勝を達成するとともに、インターハイ・国体・春の高校バレーの3冠を達成しました。
女子・最優秀選手賞を受賞した金蘭会の堀込奈央選手は「緊張したが、自分たちのバレーができてとても楽しかった。(最優秀選手賞は)まさか自分がもらえるとは思っていなかったのでびっくりしたが嬉しい。(第3セットの25点目がかかったプレーでは)最後はエースに決めてもらいたいと思い、すべてを宮部(藍梨選手)に託した」と笑顔で話しました。
また、宮部藍梨選手は「初めての春高で、センターコートも初めてですごく緊張したが 2、3年生の先輩方がコートの中で声を掛けてくれ、やり易い環境でバレーができた。3年生とは最後の試合だったが、思い切りプレーできてとても良かった」と試合を振り返りました。
5日間にわたって開催された第67回全日本バレーボール高等学校選手権大会も、本日で閉幕を迎えました。地区予選から本大会まで、高校生バレーボーラーへのたくさんのご声援ありがとうございました!!
■表彰
◎最優秀選手賞
【男子】
金子聖輝(東福岡)
【女子】
堀込奈央(金蘭会)
◎優秀選手賞
【男子】
谷口渉(東福岡)
金子聖輝(東福岡)
隈部晃太(大村工)
松下大悟(大村工)
仲田昌人(大塚)
中根雄介(愛工大名電)
【女子】
堀込奈央(金蘭会)
宮部藍梨(金蘭会)
高野由里加(大阪国際滝井)
金田修佳(大阪国際滝井)
加藤光(東九州龍谷)
中元南(柏井)
◎ベストリベロ賞
【男子】
正近幸樹(東福岡)
【女子】
小池杏菜(金蘭会)
◎勝利監督賞
【男子】
藤元聡一(東福岡)
【女子】
池条義則(金蘭会)
◎ベスト応援賞
長岡商(新潟)
川崎橘(神奈川)
共栄学園(東京)
※「第69回国民体育大会 バレーボール競技会」少年男子の部で優勝した福岡県代表は、東福岡の選手が中心となる選抜チームでした。なお、女子・金蘭会は金蘭会が単独で大阪府代表として国体に出場しています。
☆出場回数・優勝回数については6人制バレーボールとなった昭和38年の「第16回全日本バレーボール高等学校選手権大会」より、平成21年に開催された「第62回全日本バレーボール高等学校選手権大会(2009近畿まほろば総体)」までの記録を引き継ぎます。(第15回までは9人制で行われていました。)
写真提供: 大阪フォトサービス