国際大会

フルセットの末にトルコに敗れる モントルーバレーマスターズ2015

2015.06.01|国際大会

フルセットの末にトルコに敗れる モントルーバレーマスターズ2015

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「モントルーバレーマスターズ2015」が5月31日(日)、スイスのモントルーで大会最終日を迎えました。30日(土)に行われたセミファイナルラウンド(1-4位)でロシアを下し、決勝戦に進んだ全日本女子チーム・火の鳥NIPPONは、本大会の予選リーグ戦(B組)初戦で対戦したトルコと再び顔を合わせました。日本は先に2セットを奪いますが、トルコの強いサーブにサーブレシーブを乱されリズムを崩すと、3セットを奪い返されフルセット(25-22、25-19、19-25、23-25、10-15)の末にトルコに敗れました。

第1セット、センターの速い攻撃を使うトルコに対し、古賀紗理那選手(NECレッドロケッツ)、石井優希選手(久光製薬スプリングス)の両エースが応戦し、一進一退の試合展開となります。藤田夏未選手(トヨタ車体クインシーズ)のブロックや石井選手のサービスエースでリードを広げると、25-22で第1セットを先取します。その後日本が25-19で第2セット、トルコが25-19で第3セットをそれぞれ取り迎えた第4セット、序盤にリードを奪ったものの、トルコの強いサーブにサーブレシーブを崩されると、攻撃が単調になった日本は23-25で第4セットを落とします。最終第5セット、強いサーブを打ち込んでくるトルコにリードを広げられると、大竹選手の連続クイックで9-11と追い上げますが、10-15で第5セットを落としました。

◆眞鍋政義監督

「優勝を目標に設定していたが、それは叶わなかった。しかし昨年とは違い、選手同士が上手く絡みあい雰囲気は確実によくなっている。世界のチームと戦うことが初めての選手に数多くの出場機会を与え、実力を見ることができた。やはり190cmを超える選手が揃う世界のチームに背の低い日本が勝つためには、スピードと精密さを追求し、アタック決定率、効果率を上げなければいけない。今日の(決勝戦での)敗戦で課題が浮き彫りになったことをプラスと考え、ワールドカップまでにその課題を徹底的に追及していきたい」

31日(日)に行われた3位決定戦では、オランダがロシアをストレート(25-21、25-21、25-21)で下し、3位となりました。

◆モントルーバレーマスターズ2015 最終順位

1位 トルコ

2位 日本

3位 オランダ

4位 ロシア

5位タイ ドイツ、イタリア

7位タイ 中国、ドミニカ共和国

本大会のMVPには石井選手が選ばれました。なお石井選手は、MVPとベストアウトサイドスパイカー賞の2つの賞を受賞しました。また、座安琴希選手(久光製薬スプリングス)がベストリベロ賞を受賞しています。

今シーズンの開幕戦を終えた火の鳥NIPPONの選手たち。今後は8月22日(土)開幕の「FIVBワールドカップ2015」に向けて、ブラジル遠征や7月3日(金)に初戦を迎える「FIVBワールドグランプリ2015」に臨みます。引き続き火の鳥NIPPONの選手たちへご声援をお願いいたします!

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