カンピーナスでの2戦を2敗で終える ブラジル親善試合
(写真は6月13日撮影)
ブラジル遠征を行っている全日本女子チーム・火の鳥NIPPONは6月14日(日)、昨日に引き続きサンパウロ州のカンピーナスでブラジル女子ナショナルチームと親善試合を戦い、フルセット(18-25、25-22、25-20、19-25、11-15)で敗れました。
立ち見が出るほどの超満員で始まった第1セット、ブラジルへの大歓声の中、日本はミスによる失点で流れを掴めずリードを許します。キャプテン・木村沙織選手(東レアローズ)のサービスエースやバックアタックで追い上げを図りますが、序盤の点差を縮めることができず18-25と第1セットを落とします。第2セット、中盤まで1点を争う接戦となり迎えた終盤。昨日活躍を見せた古藤千鶴選手(久光製薬スプリングス)がピンチサーバーで出場しサービスエースを決めると、古賀紗理那選手(NECレッドロケッツ)もブロックとスパイクで得点し、25-22で第2セットを奪取します。流れに乗った日本は続く第3セットも連取し、迎えた第4セット。ブラジルの高いブロックに苦戦した日本は第4セットを失い、2戦連続となるフルセットにもつれ込みます。最終セット、ブラジルの強力な攻撃の前に3-8と追う展開で後半を迎えます。迫田さおり選手(東レアローズ)のサーブで相手を攻め、10-13と詰め寄りましたが、要所でプレーに精細を欠いた日本は11-15で第5セットを落としました。
◆眞鍋政義監督
「昨日(13日)、今日(14日)とまんべんなく選手を起用し、全員がブラジルの雰囲気の中でプレーできた。2試合連続のフルセット負けは本当に悔しい結果だが、アウェイ(の雰囲気)の中試合ができ、来年につながったと思う。浮き彫りになった課題を少しでも修正し、(2016年のリオデジャネイロ)オリンピックの会場であるマラカナンジーニョでの最終戦に全員で臨みたい」
ブラジル親善試合最終戦は、日本時間6月19日(金)4:00にブラジル女子ナショナルチームと2016年リオデジャネイロオリンピックでバレーボール競技の開催会場として予定されている「マラカナンジーニョ」で行われます。