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ファミリーマートカップ 第35回全日本バレーボール小学生大会の開会式を開催

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ファミリーマートカップ 第35回全日本バレーボール小学生大会は、本日8月11日(火)に東京体育館(東京都渋谷区)で開会式を行いました。

「ボールをつなぎ 心をつなぎ 夢をつなごう!」をテーマに行われる本大会。8月11日(火)から8月14日(金)まで4日間にわたり、メイン会場となる東京体育館をはじめ、町田市立体育館、所沢市民体育館、浦安市総合体育館、とどろきアリーナの5会場で熱戦が繰り広げられます。

開会式の『激励の言葉』では、一般財団法人ユナイテッド・スポーツ・ファウンデーション代表理事・諸橋寛子様より「皆さんはスポーツを一生懸命やっていると思いますが、スポーツは、スポーツをする人のものだけではなく、スポーツを見る人、応援する人、そして影で支えてくれる人、いろんな人がスポーツを楽しむことができます。皆さんは全国大会で、今までずっと頑張ってきた力を出しきらなければなりません。そして、最後の最後まで諦めないでください。『1番になる』、『勝つ』。とても重要なことです。でもみんなが、途中で諦めないで、最後まで一生懸命プレーをすることで、この会場にいる人、そしてこれからの後輩、そして大人たち、いろんな人たちに夢を与え、感動を与えることが、あなたたちにはできるのです。明日から3日間、決して諦めることなく頑張ってください」と選手を激励しました。

また、『誓いの言葉』では、混合の部・東京都代表・NEW・ASAMADAIのキャプテン・早崎仁美選手が、気持ちのこもった選手宣誓を行いました。

ファミリーマートカップ 第35回全日本バレーボール小学生大会は、12日(水)、13日(木)に予選グループ戦を行い、14日(金)に決勝トーナメント戦と、準決勝、決勝戦を行います。

夏の小学生日本一を目指して戦う選手たちに、ご声援をお願いいたします!

◆選手宣誓全文

「私たち、『NEW・ASAMADAI』の監督は、福島県南相馬出身です。2011年3月11日の東日本大震災により、私たちの住む町・東京品川に、3家族で避難してこられました。当時は、3家族合わせて6人の子どもが、私たちの通う浅間台小学校に転入してきました。震災のため故郷を離れることとなり、これまでとは全く違う生活になりました。慣れない生活への不安と、仲間や家族と離れ離れになった悲しみの中、6人の子どもたちの表情から笑顔が消えていたそうです。そこで監督が、“福島県で子どもたちがしていたバレーボールを通し、笑顔を取り戻そう”と、2011年11月、『NEW・ASAMADAI』を設立されました。

創部当初、用具は何一つなく、ボールやボールかご、アンテナなど、福島県で使っていた用具を譲り受けて練習をし、最初に出場した試合は、全員がビブスを着ての参加でした。それでも、バレーボールができることで、少しずつ6人から笑顔が戻ってきました。その後、福島県から支援していただき、ユニフォームをつくることができました。創部3年9カ月がたった今は、部員13人。そのときの用具は、今でも練習のときに使っています。福島県から来た先輩方は、卒業や転居をされましたが、『バレーボール』という強い絆の下で、全国のどこにいても繋がっていることができます。

私は、2012年5月に入部しました。私はバレーボールを通し、『仲間との繋がり』、『仲間の大切さ』、『バレーボールに関わる全ての人たちへの感謝の気持ちを忘れない』ということを学びました。バレーボールで学んだことは、学校生活でも生かされています。元気のいい挨拶や、友達に対する思いやりです。縦割り班活動では、リーダーシップをとれるようになりました。全国大会出場が決まってからは、特に監督が大切にしている『人との関わり合い』が大切だと、実感できたことがあります。それは、区大会や東京都大会で対戦したチームの方々から、『全国大会でも頑張って欲しい』との思いで、練習試合の予定を組んでいただきました。バレーボールを通してできた仲間、多くの人たちとの繋がりのおかげで、たくさん練習ができました。私たちを多くの人が支えてくれました。

私たち選手ができることは、『精一杯生きること』、『全力でプレーすることで多くの人たちに元気を届けること』だと思います。そして、この大会を開催・運営してくださる皆様方と、これまで私たちを支えてくださった皆様方に感謝し、精一杯のプレーをします。今年のスローガンの通り、ボールをつなぎ、心をつなぎ、夢を繋ぎましょう!」

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