火の鳥NIPPON、キューバに快勝し2勝1敗 FIVBワールドカップ2015
「FIVBワールドカップFIVB女子大会」が8月24日(月)、国立代々木競技場第一体育館(東京都渋谷区)、松本市総合体育館(長野県松本市)で大会3日目を行いました。全日本女子チーム・火の鳥NIPPONはキューバと本大会3試合目を戦い、ストレート(25-15、25-12、25-16)で勝利しました!
第1セット、キューバのスリアン・マティエンソ選手らの強烈なスパイクに苦戦すると7-8とリードを許しますが、古賀紗理那選手(NECレッドロケッツ)の連続得点などで逆転に成功。さらに14-9とキューバを大きく引き離します。終盤、長岡望悠選手(久光製薬スプリングス)、途中出場の木村沙織選手(東レアローズ)にサービスエースが飛び出すと、最後は相手スパイクがアウトとなり、25-15で第1セットを先取します。第2セット、長岡選手やこの試合スタメン出場の内瀬戸真実選手(日立リヴァーレ)らの得点で弾みをつけると、中盤には相手のミスも重なり15-6と一気にリードを広げます。その後、粘り強い守備から得点を積み重ねると、山口舞選手(岡山シーガルズ)、途中出場の鍋谷友理枝選手(デンソーエアリービーズ)、迫田さおり選手(東レアローズ)らの得点でキューバを寄せ付けず、25-12で2セットを連取します。第3セット、立ち上がりに長岡選手の連続サービスエースで勢いがついた日本は、立て続けに連続得点を奪い13-8と先行すると、長岡選手、山口選手、古賀選手らが代わる代わる得点を決めて、23-15とさらにリードを奪います。最後は古賀選手のサービスエースで25-16とし、第3セットを奪取しました。
◆眞鍋政義監督
昨日(ロシア戦)の悔しい敗戦で今日のスタートはどうなるかと思ったが、選手が集中してよく頑張ってくれた。あくまで目標はオリンピック出場で、そのためには14人をフルに使っていかないと勝てない。ワールドグランプリ後、ミドルブロッカーを多く使うことを課題にしてきたが、まだ少ない。ミドルブロッカーの本数を増やし、決定率、効果率を上げていきたい。
◆キャプテン・木村沙織選手
今日は若い選手が中心になって、いいバレーを展開していた。(昨日の)ロシア戦は悔しい思いをしたが、1試合1試合戦うごとにチーム力が増しているとコートの中で感じている。次の試合(26日、ケニア戦)について、今日の夜から皆で話し合いしっかり準備したい。
◆内瀬戸真実選手
ロシア戦とはメンバーが入れ替わり、若い選手で勝てたということで、次につながる試合となった。試合を重ねるごとにいい流れにきている。コンディションを調整して次の試合に備えたい。控えから入るより、フル出場で勝つことはとても自信になる。
◆宮下遥選手
昨日はフルセットで勝ちきれず悔しい思いをしたが、今日はすっきりと3-0で勝てることができて良かった。3連戦の疲れを取りながらも、これまでの課題を見据えて明後日の試合に向け挑戦していく。
◆古賀紗理那選手
最初は硬くていいバレーができていなかったが、後半になってだんだんリズムが出てきた。明日(の休養日は)しっかり準備をして次の試合でスタートからしっかり頑張れるようにしたい。
◆ロベルト・ガルシアキューバ監督
日本のサーブは素晴らしく、その対策が十分ではなかった。敗戦は予想していたが、残りの試合でのポジショニングを試すことができたのが収穫だった。
◆8月24日(月)の試合結果
【Aサイト】
ドミニカ共和国×アルゼンチン 3-1(25-21、25-22、19-25、25-15)
ロシア×ケニア 3-0(25-16、25-21、25-21)
日本×キューバ 3-0(25-15、25-12、25-16)
【Bサイト】
アルジェリア×韓国 0-3(8-25、9-25、19-25)
ペルー×セルビア 0-3(10-25、17-25、10-25)
アメリカ×中国 3-0(25-23、25-17、25-23)
本大会は、出場12チームによる、1回戦総当り戦で行われます。
25日(火)は東京大会、松本大会ともに休養日となっており、次に試合が行われるのは26日(水)です。当日券は、東京大会(国立代々木競技場第一体育館)は10:30から、松本大会(松本市総合体育館)は10:00からそれぞれ販売します。
火の鳥NIPPONは次戦、26日(水)19:00よりケニアと4戦目を戦います。ぜひ会場で、またテレビの前で、火の鳥NIPPONに熱いご声援をよろしくお願いします!