火の鳥NIPPON、アメリカにセットカウント1-3で敗れる FIVBワールドカップ2015
「FIVBワールドカップFIVB女子大会」が9月5日(土)、日本ガイシホール(愛知県名古屋市)とパークアリーナ小牧(愛知県小牧市)で大会10日目を行いました。全日本女子チーム・火の鳥NIPPONは2014世界女子選手権チャンピオンのアメリカと対戦し、セットカウント1-3(25-20、23-25、20-25、10-25)で敗れ、本大会の通算成績を7勝3敗としました。
第1セット、長岡望悠選手(久光製薬スプリングス)、木村沙織選手(東レアローズ)らのスパイクで6-4とリードを奪うと、古賀紗理那選手(NECレッドロケッツ)のスパイクによる連続得点や、大竹里歩選手(デンソーエアリービーズ)のブロックで16-13とします。中盤、アメリカの選手に立て続けに得点を許しますが、古賀選手のコースを狙ったスパイクで流れを引き寄せると、最後は長岡選手の一打が決まり、25-20で第1セットを先取します。第2セット、日本は立ち上がりに長岡選手の連続得点などで6-3とリードを奪いますが、フォルケ・アキンラデウォ選手のクイックなどでアメリカに連続得点を許すと、その後は2回目のテクニカルタイムアウトを15-16で迎えるまで、互いに1点を奪い合います。20-22で終盤を迎えると、宮下遥選手(岡山シーガルズ)のダイレクトアタックなどで22-22と同点に追い付きますが、アメリカに23-25で振り切られます。第3セット、長岡選手の3連続得点などで勢いをつけた日本が9-4とリードを奪いますが、アメリカに連続得点を決められて14-15と逆転を許します。中盤、勢いに乗ったアメリカに立て続けに連続得点を奪われると、最後は20-25でアメリカに2セットを奪われます。第4セット、2セットを連取し勢いに乗るアメリカに7連続得点を奪われ2-13と大きく引き離されると、10-25で第4セットを落とします。
◆眞鍋政義監督
今日は2セット目が勝負だった。今大会、1セット目の立ち上がりは良いが、2セット目以降、特にサーブが課題になっている。勝っている試合は2セット目、3セット目もサーブが非常に良いが、今日を振り返ってみると、2セット目以降のサーブがスピードも緩くなり、相手のサーブレシーブがAパスの確率が高くなっていった。
◆キャプテン・木村沙織選手
スタートは良かったが、途中から自分たちのミスが出て、そこから相手が調子づいてしまって最後まで取り返せなかった。残念な試合になってしまった。
◆古賀紗理那選手
サーブで崩されて、コンビを作ることが出来ず、長岡選手らに負担をかけてしまった。攻撃が単調になって負けてしまい、すごく悔しい。
◆カーチ・キライ アメリカ監督
いつも日本と試合をする時は光栄に感じている。日本は素晴らしい闘志と歴史があり、このような(会場の)雰囲気の中で試合できることが嬉しい。日本は非常に強いチームで勝ち方を知っているので、セットカウント0-2にすると(逆転するのは)厳しいと思って臨んでいた。第3セットは(アメリカの)プラン通りに試合を進めることができた。
◆9月5日(土)の試合結果
【Aサイト】
ドミニカ共和国×アルジェリア 3-0(25-11、25-11、25-7)
ロシア×中国 1-3(23-25、15-25、25-23、20-25)
日本×アメリカ 1-3(25-20、23-25、20-25、10-25)
【Bサイト】
キューバ×ペルー 3-1(13-25、25-16、25-18、25-19)
ケニア×セルビア 0-3(11-25、14-25、19-25)
アルゼンチン×韓国 0-3(21-25、14-25、19-25)
本大会は、出場12チームによる、1回戦総当り戦で行われます。
8月22日(土)に開幕した本大会も、明日6日(日)の最終日を残すのみとなりました。火の鳥NIPPONは19:00より、中国と本大会最終戦を戦います。ぜひ会場で、またテレビの前で、火の鳥NIPPONに熱いご声援をよろしくお願いします!
○FIVBワールドカップ2015 女子大会 順位表(9月5日[土]終了時点)
1位:中国(9勝1敗、勝点27)
2位:セルビア(9勝1敗、勝点24)
4位:アメリカ(8勝2敗、勝点25)
3位:ロシア(8勝2敗、勝点24)
5位:日本(7勝3敗)
6位:ドミニカ共和国(5勝5敗、勝点16)
7位:韓国(5勝5敗、勝点15)
8位:アルゼンチン(4勝6敗)
9位:キューバ(3勝7敗)
10位:ペルー(1勝9敗、勝点4)
11位:ケニア(1勝9敗、勝点3)
12位:アルジェリア(0勝10敗)