国際大会

龍神NIPPON、フルセットの末にエジプトに勝利 FIVBワールドカップ2015

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「FIVBワールドカップ男子大会」が9月8日(火)、広島グリーンアリーナ(広島県広島市)と浜松アリーナ(静岡県浜松市)で開幕を迎えました。広島グリーンアリーナで本大会の初戦を迎えた全日本男子チーム・龍神NIPPONはエジプトと対戦し、フルセット(25-19、23-25、25-18、17-25、15-7)で勝利。大会初戦を白星で飾りました!

第1セット、序盤に5-1とリードを奪うと、石川祐希選手(中央大学2年)や柳田将洋選手(サントリーサンバーズ)らのスパイクで12-6とします。その後も出耒田敬選手(堺ブレイザーズ)のブロックなどで得点を重ねると、最後は途中出場で全日本デビューを果たした高橋健太郎選手(筑波大学3年)の得点で、25-19で第1セットを先取します。第2セット、互いにサーブミスが目立った立ち上がりとなりますが、鈴木寛史選手(サントリーサンバーズ)のサービスエース、石川選手の相手ブロックを打ち抜くスパイクで8-6と一歩抜け出します。その後アブダラー・ベヒト選手の連続サービスエースで8-9と逆転を許すと、終盤までエジプトを追う展開となります。日本は清水邦広選手(パナソニックパンサーズ)のスパイクや鈴木選手のブロックポイントで22-21と1度は逆転に成功しますが、アハメド・アブデルハイ選手の強烈なサービスエースで再度逆転を許すと、エジプトに23-25でセットを取り返されます。第3セット、このセットも立ち上がりはサイドアウトの応酬となりますが、中盤に石川選手のバックアタックをきっかけに4連続得点を奪った日本が14-10とリード。さらに石川選手のサービスエース、清水選手のスパイクで得点を重ねると、最後は相手のスパイクがアウトとなり、25-18で第3セットを取りました。第4セット、立ち上がりの混戦からエジプトに立て続けに連続得点を許し、9-12とリードを奪われると、中盤要所でサーブミスが目立った日本は流れを引き寄せられないまま終盤に突入します。その後、エジプトのマムドゥフ・アブデルレヒム選手にブロック、クイックを決められると、17-25で第4セットを落としました。迎えた最終第5セット、石川選手のブロック、スパイクなどの活躍で10-2と大きくエジプトを引き離すと、最後は途中出場の八子大輔選手(JTサンダーズ)の一打で、15-7で第5セットを取りました。

◆南部正司監督

初戦ということで、少し選手に硬さがあったが、いい形で終われて良かった。取れたセットと落としたセットの違いは、サイドアウト率の差。2セット目以降は相手のサーブが走って、崩されてしまった。それでも4セット目を落としたときの流れを引きずることなく5セット目を戦えたことはよかった。(途中出場の八子大輔選手については)中盤以降活躍できる選手だと思っている。ブロックやディグの技術もあるので、対戦相手によってはスタートからの出場も考えている。

◆キャプテン・清水邦広選手

サーブが入ったときはいいバレーができていたが、負けているときは相手にサーブでポイントを取られてしまい、日本のバレーができていなかった。しっかり修正することができていれば、今日の相手はもっと楽に勝てた相手だと思う。ここから先強いチームと当たるので、しっかり修正していきたい。

◆米山裕太選手

サーブレシーブの直接失点が多いセットは取られてしまった。(相手の)いいサーブが入っても、なんとか(レシーブを)上に上げてラリーを繋げていけば、相手からミスが出た。そこを最後5セット目に我慢しきれて、勝てた試合だったかなと思う。

◆石川祐希選手

フルセットで苦しい試合になったが、初戦で勝利することができてよかった。サーブレシーブが返っていれば落とさなかったセットもあるので、もっとサーブレシーブを磨いていきたい。米山(裕太)選手が入っているときは攻め、柳田(将洋)選手が入っているときは守りという気持ちで臨んでいる。

◆ネハド・シェハタ エジプト監督

立ち上がりに硬くなってしまった選手がいた。第2セットは持っている力を出せていたが、試合全体としては出せていなかった。サーブ、ブロック、サーブレシーブにミスが出てしまった。日本はディフェンスとブロックがよかった。我々もいいサーブを打てた時もあったが、もっとよくしていかなければならない。石川選手は我々にとってサプライズだった。彼を見るのは初めてだった。将来いい選手になると思う。

◆9月8日(火)の試合結果

【Aサイト】

カナダ×イタリア 1-3(19-25、20-25、25-22、13-25)

アメリカ×オーストラリア 3-0(25-23、25-12、25-15)

日本×エジプト 3-2(25-19、23-25、25-18、17-25、15-7)

【Bサイト】

アルゼンチン×イラン 3-1(25-27、25-22、25-22、26-24)

ロシア×ベネズエラ 3-0(29-27、25-16、25-15)

ポーランド×チュニジア 3-0(25-17、25-15、25-20)

本大会は、出場12チームによる、1回戦総当り戦で行われます。

初戦を勝利で飾った龍神NIPPONは明日9日(水)19:00より、アメリカと本大会2戦目を戦います。広島大会は12日(土)のチケットは完売しておりますが、9日(水)、10日(木)、13日(日)のチケットは取扱いがございます。ぜひ会場で、またテレビの前で、龍神NIPPONに熱いご声援をよろしくお願いします!

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