日本代表

中国に2連勝で大会終了 2023男子バレーボール国際親善試合 日本対中国(富山大会)

「2023男子バレーボール国際親善試合 日本対中国(富山大会)」が5月19日(金)、20日(土)に富山県西部体育センター(富山県砺波市)で行われました。1戦目の19日の試合は、先取したセットに関係なく5セットマッチで行う特別ルールで実施しました。19日は序盤から流れを掴んだ男子日本代表チームが5-0で勝利し、2023年度の初陣を勝利で飾りました。翌20日(土)は2セット目を失うも、メンバーを入れ替えながら主導権を握り、3-1で中国相手に連勝しました。富山で20年ぶりの開催となった男子日本代表戦は、連日2700人を超える観客が詰め寄り、会場は熱気に包まれました。

19日(金)の初戦ではシニア日本代表戦初出場の甲斐優斗選手がブロックやスパイクで日本に流れを引き寄せ、さらにサービスエースを決めるなど好調をアピール。西田有志選手のサーブも効果的に決まり、1セット目を奪います。その後は一進一退の場面もありましたが、サーブが高確率で決まるなど日本が主導権を握ったまま試合を展開。宮浦健人選手のスパイクや山内晶大選手のクイックも決まり、日本が終始ペースを握ったまま5-0で快勝。

試合後の記者会見で甲斐選手は「自分のやるべきことをやろうと決めていたので、今日はレセプションもサーブも良かった」と初出場の試合を振り返りました。西田選手は「サーブの練習がまだ少ない中で、サーブでいい展開を作れたというのはプラスだと考えている」と話すなど、手ごたえを感じていました。

2日目の20日(土)は、フィリップ・ブラン監督が「中国チームが昨日に比べて強い気持ちと姿勢で挑んできたので、昨日とは大きく違った試合となった」と話すように、初日とは異なる展開になりました。序盤は日本がチームプレーで流れを呼び込み第1セットを取るも、中国が昨日からサーブレシーブを改善して守備が安定すると、2番江川選手を中心とした攻撃で中国が第2セットを奪い返します。しかし、セッター深津旭弘選手のトスワークや、西山大翔選手のスパイクなど途中出場の選手が活躍。その後も日本が安定したプレーをみせ、3-1で連勝を飾りました。ブラン監督は「全てのプレーが完璧とは言えないが、コートに立った時に全ての選手が自分にできる最大限のプレーをしようとしたことが評価できる」とコメント。パリ2024オリンピックの出場権獲得に向けた大事なシーズンで連勝を飾り幸先のいいスタートを切りました。また、試合後には5月20日が誕生日のブラン監督をケーキでお祝いするサプライズも行われました。

中国との親善試合を2戦2勝で終えた男子日本代表チームはこの後、6月6日(火)に日本ガイシホール(愛知県名古屋市)で開幕する「バレーボールネーションズリーグ2023」に向け愛知県に移動します。大会前の6月1日(木)、2日(金)には、FIVB世界ランキング1位のポーランドと対戦する「2023男子バレーボール強化試合 日本対ポーランド(リモートマッチ)」もございますので、ぜひライブ配信で試合をお楽しみください。引き続き、男子日本代表チームへの応援をよろしくお願いいたします。

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