2024年 新年のご挨拶
2024.01.01|お知らせ
2024年 新年のご挨拶
あけましておめでとうございます。
謹んで新年のごあいさつを申し上げますとともに、本年も皆さまにとって素晴らしい年になりますことを心よりお祈り申し上げます。
昨年6月に再任を受け、会長として新たに2期目のスタートを切りました。就任当初から掲げている3つの重点項目、ガバナンスの高度化、発信力の強化、国際交渉力の強化、について少しずつ手ごたえを掴みながらさらなる歩みを続けております。ガバナンスの高度化については、都道府県協会における不祥事に端を発して加盟団体の法人化へ向けて舵を切りました。発信力の強化については、日本代表チームとJVAが一体となって積極的な情報発信に努め、チームの活躍とも相まってメディアの種類を問わず露出機会が大きく広がりました。スポーツ界で度々取り上げられる体罰暴力については「暴力撤廃アクション」をきっかけに声を上げやすい環境の醸成に努めるなど具体的な取り組みを開始しています。引き続き全力を注ぐとともに、職員全員がそれぞれの強みや特徴を生かし主体となって挑戦を続けることで、バレーボールの普及振興に向けて一歩ずつ前進していきたいと思います。
昨年は日本代表にとって大きな1年でした。パリ五輪出場権の獲得に向けて、男子はフィリップ・ブラン監督、女子は眞鍋政義監督のもと、世界の強豪を相手に長期間にわたり緊張感のある大会を戦い抜きました。ここ数年スポーツの世界にも大きな影響を与えた新型コロナウイルスがようやく落ち着きをみせ、名古屋市で開催された「バレーボールネーションズリーグ2023」では制約がなくなりアリーナに多くの声援が戻ってきました。日本代表は男女ともに奮闘し、女子は3大会連続のベスト8入りとなる7位、男子は強豪のイタリアを下して同大会初となる銅メダルを獲得し、バレーボールの歴史に新たな1ページを刻みました。また、長期的な育成などを視野に入れて組成されたもう一つの日本代表であるBチームも活躍をみせました。「第22回アジア女子選手権大会」で銅メダルを獲得、「第19回アジア競技大会(2022/杭州)」では女子が銀メダル、男子は銅メダルを獲得しました。
そして、パリ五輪の出場権がかかった「FIVBパリ五輪予選/ワールドカップバレー2023」。男女ともに東京・国立代々木第一体育館を舞台に超満員の熱気に包まれる中、世界最高峰の真剣勝負が繰り広げられました。女子は世界ランキングで格上のブラジル相手にフルセットにもつれる大接戦を演じましたが惜しくも敗れ、出場権獲得は2024年に持ち越しとなりました。直前の「第22回アジア男子選手権大会」で3大会ぶりの優勝を手にして勢いに乗った男子は、第2戦で星を落とす波乱の展開となりましたが、その後は本来のコンビネーションと躍動感あふれるプレーを取り戻し、その後の4試合をストレートで制して2008年の北京オリンピック以来となる自力での切符を掴みました。
アンダーカテゴリーに目を移しますと、新設のカテゴリーとなる「第1回アジアU16女子バレーボール選手権大会」で優勝、「FISUワールドユニバーシティゲームズ(2021/成都)」では4大会連続のメダル獲得となる銀メダルなど女子の活躍が目立ち、将来が楽しみなニュースがありました。
ビーチバレーボールは昨年、「第19回アジア競技大会(2022/杭州)」にて石井美樹/溝江明香組が銀メダルを獲得、日本チームとして2大会連続のメダル獲得となりました。国内では「マイナビジャパンビーチバレーボールツアー2023」において、都市型大会への挑戦としてグランフロント大阪うめきた広場に続き、新たに渋谷区立宮下公園や横浜赤レンガ倉庫で大会を開催し、大変な盛況を博しました。また、大会数とエリアの拡大を目指し、大会史上最北端となる青森を含め昨年より3つ多い全10大会を行いました。本年は6月開催の「コンチネンタルカップ・アジア大陸予選」で優勝をつかみ男女ともにパリ五輪出場権を獲得すること、あわせて「世界大学選手権大会」での男女入賞、すでに出場権を獲得している「U19世界選手権大会」での男女の活躍に期待したいと思います。
本年はいよいよ五輪イヤーになります。代表チームの始動にあわせて春には新しい日本バレーボール協会の姿をご披露することも予定しております。皆さまと一丸となってバレーボール・ビーチバレーボール種目でのメダル獲得を実現させたいと思います。
皆さまの温かいご支援を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。
2024年元旦
公益財団法人日本バレーボール協会
会長 川合 俊一
あけましておめでとうございます。
謹んで新年のごあいさつを申し上げますとともに、本年も皆さまにとって素晴らしい年になりますことを心よりお祈り申し上げます。
昨年6月に再任を受け、会長として新たに2期目のスタートを切りました。就任当初から掲げている3つの重点項目、ガバナンスの高度化、発信力の強化、国際交渉力の強化、について少しずつ手ごたえを掴みながらさらなる歩みを続けております。ガバナンスの高度化については、都道府県協会における不祥事に端を発して加盟団体の法人化へ向けて舵を切りました。発信力の強化については、日本代表チームとJVAが一体となって積極的な情報発信に努め、チームの活躍とも相まってメディアの種類を問わず露出機会が大きく広がりました。スポーツ界で度々取り上げられる体罰暴力については「暴力撤廃アクション」をきっかけに声を上げやすい環境の醸成に努めるなど具体的な取り組みを開始しています。引き続き全力を注ぐとともに、職員全員がそれぞれの強みや特徴を生かし主体となって挑戦を続けることで、バレーボールの普及振興に向けて一歩ずつ前進していきたいと思います。
昨年は日本代表にとって大きな1年でした。パリ五輪出場権の獲得に向けて、男子はフィリップ・ブラン監督、女子は眞鍋政義監督のもと、世界の強豪を相手に長期間にわたり緊張感のある大会を戦い抜きました。ここ数年スポーツの世界にも大きな影響を与えた新型コロナウイルスがようやく落ち着きをみせ、名古屋市で開催された「バレーボールネーションズリーグ2023」では制約がなくなりアリーナに多くの声援が戻ってきました。日本代表は男女ともに奮闘し、女子は3大会連続のベスト8入りとなる7位、男子は強豪のイタリアを下して同大会初となる銅メダルを獲得し、バレーボールの歴史に新たな1ページを刻みました。また、長期的な育成などを視野に入れて組成されたもう一つの日本代表であるBチームも活躍をみせました。「第22回アジア女子選手権大会」で銅メダルを獲得、「第19回アジア競技大会(2022/杭州)」では女子が銀メダル、男子は銅メダルを獲得しました。
そして、パリ五輪の出場権がかかった「FIVBパリ五輪予選/ワールドカップバレー2023」。男女ともに東京・国立代々木第一体育館を舞台に超満員の熱気に包まれる中、世界最高峰の真剣勝負が繰り広げられました。女子は世界ランキングで格上のブラジル相手にフルセットにもつれる大接戦を演じましたが惜しくも敗れ、出場権獲得は2024年に持ち越しとなりました。直前の「第22回アジア男子選手権大会」で3大会ぶりの優勝を手にして勢いに乗った男子は、第2戦で星を落とす波乱の展開となりましたが、その後は本来のコンビネーションと躍動感あふれるプレーを取り戻し、その後の4試合をストレートで制して2008年の北京オリンピック以来となる自力での切符を掴みました。
アンダーカテゴリーに目を移しますと、新設のカテゴリーとなる「第1回アジアU16女子バレーボール選手権大会」で優勝、「FISUワールドユニバーシティゲームズ(2021/成都)」では4大会連続のメダル獲得となる銀メダルなど女子の活躍が目立ち、将来が楽しみなニュースがありました。
ビーチバレーボールは昨年、「第19回アジア競技大会(2022/杭州)」にて石井美樹/溝江明香組が銀メダルを獲得、日本チームとして2大会連続のメダル獲得となりました。国内では「マイナビジャパンビーチバレーボールツアー2023」において、都市型大会への挑戦としてグランフロント大阪うめきた広場に続き、新たに渋谷区立宮下公園や横浜赤レンガ倉庫で大会を開催し、大変な盛況を博しました。また、大会数とエリアの拡大を目指し、大会史上最北端となる青森を含め昨年より3つ多い全10大会を行いました。本年は6月開催の「コンチネンタルカップ・アジア大陸予選」で優勝をつかみ男女ともにパリ五輪出場権を獲得すること、あわせて「世界大学選手権大会」での男女入賞、すでに出場権を獲得している「U19世界選手権大会」での男女の活躍に期待したいと思います。
本年はいよいよ五輪イヤーになります。代表チームの始動にあわせて春には新しい日本バレーボール協会の姿をご披露することも予定しております。皆さまと一丸となってバレーボール・ビーチバレーボール種目でのメダル獲得を実現させたいと思います。
皆さまの温かいご支援を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。
2024年元旦
公益財団法人日本バレーボール協会
会長 川合 俊一