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龍神NIPPON、中国に敗れ1勝1敗 2016リオデジャネイロオリンピック世界最終予選兼アジア大陸予選大会

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リオデジャネイロオリンピックの出場権を懸けた戦い「2016リオデジャネイロオリンピック世界最終予選兼アジア大陸予選大会 男子日本大会」が5月29日(日)、東京体育館(東京都渋谷区)で2日目を迎えました。全日本男子チーム・龍神NIPPONは中国と本大会2戦目を戦い、ストレート(20-25、22-25、23-25)で敗戦。本大会の通算成績を1勝1敗としました。

第1セット、序盤に4-7とリードを許した日本。柳田将洋選手(サントリーサンバーズ)のバックアタックで盛り返し、9-9の同点に追い付きますが、サーブミスを含む8つのミスで中国に得点を献上すると、終盤には4連続得点を奪われ、20-25で第1セットを落とします。続く第2セットを22-25で落とし後がない第3セット、立ち上がりは6-8と中国のリードでテクニカルタイムアウトを迎えますが、出耒田敬選手(堺ブレイザーズ)のブロックポイントや石川祐希選手(中央大学3年)のサービスエースなどで14-13と逆転に成功します。23-22と日本の一歩リードで終盤に突入しますが、サーブミスで同点に並ばれると、最後は日本のアタックが中国のブロックに立て続けにシャットアウトされ、23-25で第3セットを落としました。

◆南部正司監督

1対1の場面で中国のブロックにかかってしまった。中国のジャンプフローターサーブの時にCパス以上に悪い状況になってしまっているので、そこを改善しないといい状況に持っていけない。サーブの強い相手との対戦が続く中、サイドアウトを7割以上作っていかないといけない。アジアのライバルに敗れはしたが、残り5試合あるので1戦1勝で、1セット、1点を取りにいきたい。

◆キャプテン・清水邦広選手

自分たちからミスを出してしまい、相手にいいバレーをさせてしまった。リードを許しても本来ならば日本は追いつける力を持っているが、今日に関してはサーブが機能しなかった。相手のサーブはそれほどスピードがなかったが、前に落とされたサーブに戸惑ってしまった。相手に思うようなバレーをされてこちらのリズムを作れなかったのが敗因。もう一度切り替えてチームをまとめて次の試合に臨みたい。

◆深津英臣選手

こちらがやりたい前後に揺さぶるサーブを相手にされてしまった。終始波に乗れない形だった。サーブの工夫が必要だと感じた。もう一度切り替えて、こちらのビッグサーブの時にブレイク(連続得点)できるよう雰囲気づくりからやっていきたい。

◆柳田将洋選手

今日は自分を中心にあまりサーブで攻めることができなかった。ブレイクするチャンスも少なく、とても反省している。明後日のポーランド戦に気持ちを切り替えて、サーブはもちろん、心のリズムをしっかりつかまなければならない。

◆石川祐希選手

今日は自分たちのやりたいバレーができず悔しい。自分のサーブも機能しなかった。こうした中でサイドアウトをしっかり取っていかなければいけない。今日の敗戦は忘れ、まだ試合があるので、明後日から気持ちを切り替えていければと思う。

◆米山裕太選手

第3セットでいいリズムが出てきたと思ったが、中国の勢いに押されてしまった。最後で自分たちの詰めが甘かった。厳しい結果となったが、まだ試合が残っているので、引きずらないように、次にかける気持ちを強くしていく。

◆謝 国臣 中国監督

今日は非常に重要な試合だったので勝ててうれしく思う。情熱的でアクティブなプレーをした選手をほめたい。日本は非常に優れており、個人技術が高いチームだと思うが、今日は我々のいい方向に向かっていたし、選手も力を発揮することができた。

◆キャプテン・焦帥選手

準備を十分にしてきたのでブロックもレシーブも自分たちの力を十分に出せたと思う。今日はセンターをあまり使わなかったが、色々な場面で臨機応変に球を回すことを心掛けた。オリンピックへは行きたいと強く望んでいる。

○この試合のサイドアウト率/ブレイク率

日本:68%/23%

5月29日(日)の試合結果

カナダ×イラン 2-3(29-27、25-19、20-25、21-25、14-16)

ベネズエラ×オーストラリア 1-3(25-19、20-25、10-25、19-25)

フランス×ポーランド 2-3(25-22、25-13、29-31、17-25、12-15)

日本×中国 0-3(20-25、22-25、23-25)

本大会は、出場8チームによる、1回戦総当り戦で行われます。

○2016リオデジャネイロオリンピック世界最終予選兼アジア大陸予選大会 順位表(5月29日[日]終了時点)

1位:イラン(2勝0敗、勝点5)

2位:ポーランド(2勝0敗、勝点4)

3位:フランス(1勝1敗、勝点4)

4位:中国(1勝1敗、勝点3、セット率=1.333)

5位:日本(1勝1敗、勝点3、セット率=0.750、得点率=1.031)

6位:オーストラリア(1勝1敗、勝点3、セット率=0.750、得点率=0.993)

7位:カナダ(0勝2敗、勝点2)

8位:ベネズエラ(0勝2敗、勝点0)

明日30日(月)の休息日を挟み、龍神NIPPONは31日(火)にポーランドと対戦します。南部監督が「4戦目以降の流れをつくる」重要な試合と位置付けたこの試合。ポーランドは現在2戦を戦いいずれもフルセットを勝ち抜いています。手強い相手との対戦ですが、龍神NIPPONに会場やテレビの前から熱いご声援をお願いします!

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