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龍神NIPPON、イランに敗れ1勝3敗に 2016リオデジャネイロオリンピック世界最終予選兼アジア大陸予選大会

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リオデジャネイロオリンピックの出場権を懸けた戦い「2016リオデジャネイロオリンピック世界最終予選兼アジア大陸予選大会 男子日本大会」が6月1日(水)、東京体育館(東京都渋谷区)で4日目を迎えました。全日本男子チーム・龍神NIPPONはイランと本大会4戦目を戦い、セットカウント1-3(20-25、25-19、22-25、25-27)で敗れ、本大会の通算成績を1勝3敗としました。

第1セット、序盤にセイエドモハンマド・ムーサビエラギ選手にサービスエースを2本決められるなど、勢いに乗ることができない日本。連続得点を奪えない中、清水邦広選手(パナソニックパンサーズ)のスパイクやサービスエースで13-12と逆転に成功しますが、イランにサーブで揺さぶりをかけられると思うような攻撃を仕掛けることができず、20-25で第1セットを落とします。第2セット、富松崇彰選手(東レアローズ)らを中心とするブロックが機能すると立て続けに連続得点を奪い、12-8とリードを奪います。その後も清水選手、石川祐希選手(中央大学3年)らのスパイクで得点を重ねると、終盤には清水選手のサービスエースも飛び出し、25-19で試合を振り出しに戻します。第3セット、このセットも立ち上がりはサイドアウトを奪い合う展開となりますが、中盤に立て続けにスパイクをシャットアウトされるなど、4連続失点を喫すると12-16で終盤に突入します。日本は途中出場の栗山雅史選手(サントリーサンバーズ)、米山裕太選手(東レアローズ)らの得点で20-22と2点差までイランを追い詰めますが、22-25でイランに振り切られます。後がない第4セット、序盤から一進一退の攻防となります。石川選手、清水選手、米山選手らが得点し、競り合いのままデュースにもつれ込みましたが、最後はイランの壁に阻まれ、25-27と第4セットを失いました。

◆南部正司監督

負けられない1戦ということで強い意気込みで臨んだ。自分たちからミスを出したことが勝敗を分けた。僅かな差でやられてしまったが、選手たちは最後まで頑張ってくれた。リオデジャネイロオリンピック行きの可能性は下がったが、最後まで戦い抜いて再び出場権獲得の可能性を手にできるよう、状況は苦しいが残り3戦を全力で戦う。試合後にミーティングをして、「可能性はまだあるから、最後の最後まで戦う」ということを選手たちと話をした。選手からも「諦めないで1つになって戦おう」という声が出た。

◆キャプテン・清水邦広選手

絶対に勝たないといけない試合だった。「自信を持って絶対に勝とう」と互いに発破をかけて臨んだ。どちらもいいバレーをしていて、どちらが勝ってもおかしくない内容だった。(第4セットは)イランにサーブで攻められディフェンスも機能していた。自分たちはディフェンスで絞りきることができなかった。

◆石川祐希選手

取り切らないといけない場面で取り切ることができないで負けてしまった。こういったことがないようにもっと成長しなければならない。(今日の試合に敗れて)厳しくなったが、まず明日(オーストラリア戦)を勝ちにいきたい。

◆米山裕太選手

勝たなければいけない試合だった。2セット目はいいムードで取り返し、3セット目もリードしていいリズムに乗っていた。もったいない試合をしてしまった。負けられない試合にかける思いは4年前も経験している。31歳になってオリンピックはラストチャンスという気持ちでやっているので、目の前の試合にどうしたら勝てるかを考えてプレーした。

◆深津英臣選手

どんな形であっても勝たなければならない試合だった。悔しさでしばらくは立ち上がれなかった。技術面で足りない部分もあるが、勝ちきれなかったのはやはり気持ちの部分があったと思う。ほんの少しの光が残っているので、残り試合を全力で戦う。

◆ラウル・ロサノ イラン監督

この勝利をとても喜んでいる。我々にとっても日本にとっても重要な試合だった。ブロックもスパイクもいいところが出たと思うが、特に16得点を挙げたブロックが勝因だった。これまで活躍してきたアミル・ガフールを起用しなかったが、代わりの優秀な選手は常に用意している。

◆キャプテン・ミルサイード・マルーフラクラニ選手

いつも日本と戦う時は厳しい試合になる。今日は最善を尽くしてプレーができた。2セット目は少し問題が生じて落としたが、とにかくベストで臨んで勝利を手にした。明日の午前中の試合に向けてさらに精進したい。

○この試合のサイドアウト率/ブレイク率

日本:68%/29%

6月1日(水)の試合結果

ベネズエラ×カナダ 0-3(20-25、20-25、25-27)

フランス×オーストラリア 3-1(25-22、25-18、16-25、44-42)

中国×ポーランド 2-3(28-26、25-20、16-25、17-25、10-15)

日本×イラン 1-3(20-25、25-19、22-25、25-27)

本大会は、出場8チームによる、1回戦総当り戦で行われます。

○2016リオデジャネイロオリンピック世界最終予選兼アジア大陸予選大会 順位表(6月1日[水]終了時点)

1位:ポーランド(4勝0敗、勝点9)

2位:フランス(3勝1敗、勝点10)

3位:イラン(3勝1敗、勝点8)

4位:中国(2勝2敗、勝点7、セット率=1.500)

5位:カナダ(2勝2敗、勝点7、セット率=1.250)

6位:オーストラリア(1勝3敗、勝点4)

7位:日本(1勝3敗、勝点3)

8位:ベネズエラ(0勝4敗、勝点0)

龍神NIPPONは明日6月2日(木)にオーストラリアと対戦します。龍神NIPPONに会場やテレビの前から熱いご声援をお願いします!

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