日本代表

男子日本代表は強化試合でポーランドに1勝1敗 世界ランキング1位との対戦でVNLに向け最終調整

「2023男子バレーボール強化試合 日本対ポーランド(リモートマッチ)」が6月1日(木)、2日(金)に愛知県内の体育館で行われました。1戦目の1日はFIVB世界ランキング1位のポーランドに対し、男子日本代表チームがフルセットの末3-2(23-25、25-23、25-18、22-25、15-12)で勝利。翌2日はキャプテンの石川祐希選手を欠いたことも影響してか1-3(25-22、16-25、16-25、19-25)で敗れ、大会を1勝1敗で終えました。

大会前日に行われた記者会見で、ポーランド代表チームのコーチも務めたことがあるフィリップ・ブラン監督はこの大会の位置づけを「バレーボールネーションズリーグ2023の前に試合勘を掴む大事な機会であり、石川選手と髙橋藍選手の最終調整を行う場でもある」と説明し、「ポーランドは主力を欠いていても世界トップレベルのチームなので、経験を積むいい機会」と語りました。1日の初戦、第1セットの序盤はポーランドが先行しますが、髙橋藍選手のスパイクをきっかけに流れを掴んだ日本が追いつきます。しかし、その後は大きく差が開くことはなく、まずはポーランドが23-25でこのセットを先取します。続く第2セットも拮抗した状態が続きますが、終盤にポーランドでプレーする宮浦健人選手の連続スパイクが決まるなど、25-23で日本が奪い返します。第3セットは日本が先行する形で試合が進み、終盤ではリリーフサーバーとして起用された甲斐優斗選手がサーブでポーランドを崩すなど、25-18で日本がセットを連取します。第4セットはタイムアウトのルール違反により日本にイエローカードが出されるなど終始ポーランドのペースで試合が進み、勝負は最終第5セットにもつれ込みます。第5セットではこのセットからスターティングメンバーとして出場した宮浦選手の攻撃などで日本がポーランドの追撃を振り切り、セットカウント3-2で勝利しました。

2試合目となる2日は、キャプテンの石川選手が不在で試合がスタート。苦しみつつも前日の勢いのまま第1セットを日本が25-22で奪うと、第2セットもこのままいい流れが続くかと思われましたが、ポーランドの連続得点でリードを許すと、そのまま点差を縮めることができず16-25で奪われセットカウントはイーブンとなります。第3セット、セッターを関田誠大選手から深津旭弘選手に代えて流れを変えたい日本ですが、勢いに乗ったポーランドが得点を重ねこのセットも16-25で連取されます。後のない第4セット、日本は宮浦選手のスパイクやサービスエースで食らいつきますが、相手の高さのあるブロックに阻まれこのセットも落とし、セットカウント3-1で敗れました。

試合結果

ポーランドの強化試合を1勝1敗で終えた男子日本代表チームの次戦はいよいよ6月6日(火)に日本ガイシホール(愛知県名古屋市)で開幕する「バレーボールネーションズリーグ2023」の初戦で、アジアのライバルであるイランと対戦します。引き続き、男子日本代表チームへの応援をよろしくお願いいたします。

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大会概要

男子日本代表メンバー