火の鳥NIPPON、ブラジルにストレートで敗戦 FIVBワールドグランプリ2016
女子バレーボールの国際大会「FIVBワールドグランプリ2016」は世界各地で熱戦が展開されています。全日本女子チーム・火の鳥NIPPONは、9日(木)から12日(日)までリオデジャネイロ(ブラジル)で開催されているグループ1の予選ラウンド第1週ブラジル大会に出場中です。現地時間9日(木)に行われたセルビアとの開幕戦で白星を飾った火の鳥NIPPONは、地元・ブラジルと10日(金)に本大会2戦目を戦い、ストレート(20-25、23-25、15-25)で敗れました。
第1セット、序盤はブラジルのレフトからの攻撃に苦しみ5-12とリードを許します。13-21から内瀬戸真実選手(日立リヴァーレ)がライトからスパイクを決め、4連続得点と食い下がりますが、序盤についた大差を縮めることができず、20-25で第1セットを落とします。第2セット、相手ミドルブロッカーのクイックに苦しむ中、山口舞の移動攻撃などで主導権を握り、16-13で2回目のテクニカルタイムアウトを迎えます。その後1度は追い付かれますが、江畑幸子選手(PFUブルーキャッツ)のバックアタックや大竹里歩選手(デンソーエアリービーズ)のクイックなどで終盤まで接戦に。しかし、23-22からブラジルの中央からの攻撃を止められず、23-25で第2セットを落とします。第3セット、第2セットの粘りを続けたいところでしたが、ブラジルにサイド、中央と縦横無尽の攻撃を許すと、15-25で第3セットを落としました。
◆眞鍋政義監督
「各セットの前半にブラジルの高く速いサーブで崩されて、高いブロックに捕まるという負けパターンだった。ブラジルはサーブがいいし、崩されると高いブロックが2枚来るので、シャットアウトされないようにするのが課題。オリンピックチャンピオンだから普通にやっていては勝てない。リードされると高く速いサーブを打たれる。サーブレシーブを頑張らないといけない」
◆内瀬戸真実選手
「ブラジルは高さが印象的。2セット目、(接戦に持ち込む)ああいう試合ができたのに、3セット目をずるずるやられてしまったのが反省。(リオデジャネイロオリンピック代表入りへは)レセプションや、ディグ(スパイクレシーブ)を当たり前にして、雰囲気を盛り上げたり、チームを安心させられたりできるようにしていきたい」
現地時間11日(土)に試合は開催されず、次戦は12日(日)12:30から、「2016リオデジャネイロオリンピック世界最終予選兼アジア大陸予選大会」でも対戦したイタリアと、ブラジル大会最後の試合を戦います。引き続き、火の鳥NIPPONへのご声援をよろしくお願いいたします!!
◆国際バレーボール連盟(FIVB)によるライブストリーミングについて
予選ラウンド第1週ブラジル大会での日本戦全3試合は、FIVB公式youtubeでライブストリーミングされる予定です。
※「第3戦 日本×イタリア」のライブストリーミングが、FIVB公式youtubeページに追加されました。