アメリカにストレートで敗れ通算1勝4敗 FIVBワールドグランプリ2016
女子バレーボールの国際大会「FIVBワールドグランプリ2016」は世界各地で熱戦が展開されています。全日本女子チーム・火の鳥NIPPONが出場する、予選ラウンド第2週アメリカ大会が、6月17日(金)から19日(日)までロングビーチ(アメリカ)で開催されています。火の鳥NIPPONは現地時間18日(土)に地元・アメリカと本大会5戦目を戦い、ストレート(16-25、23-25、21-25)で敗れ、本大会の通算成績を1勝4敗としました。
第1セット、立ち上がりからサーブレシーブの安定感を欠き苦しい展開となり、4-8でテクニカルタイムアウトを迎えると、アメリカに打点の高いサーブで攻められ4-14に。序盤で開いた点差を追い上げることができないまま、16-25でアメリカに第1セット先取を許します。第2セット、石井優希選手(久光製薬スプリングス)のスパイクが要所で決まり、8-7でテクニカルタイムアウトを迎えます。互いにサイドアウトを取り合い23-22で終盤に突入しますが、勝負どころで相手のサイド攻撃を止められず、3連続失点を喫し23-25で第2セットを落とします。第3セット、このセットの始めからセッターに田代佳奈美選手(東レアローズ)を起用した日本。7-8と食い下がりますが、中盤から相手ミドルブロッカーの移動攻撃に対応できず、じわじわと点差を広げられます。その後、鍋谷友理枝選手(デンソーエアリービーズ)のサービスエースや相手のミスで16-17としますが、中央、サイドから多彩な攻撃を展開するアメリカに押され、ストレート負けとなりました。
◆眞鍋政義監督
「アメリカとはかなり実力の差がある。速いサーブに苦しめられた。サーブレシーブがここまで崩されると勝ち目はない。サーブレシーブと守備が頑張らないと厳しい。その中で長岡(望悠選手)は非常によかった。アメリカの高いブロックが来ても、決定率と効果率がよかった」
◆長岡望悠選手
「もったいないボールが多かったのが悔しい。速いコンビネーションバレーを全員で作ってくるし、ブロックシステムも構築されているので、そこが壁になる。サーブから日本のリズムを崩された。チームとしては効果率を下げないようにと、監督からも言われているので、(スパイクが)ミスとシャットアウトにならないように気をつけて打った」
◆石井優希選手
「相手のサーブに苦しめられたのが一番大きい。1セット目の入りが悪かった。2、3セット目は粘ったけど、最後まで勝ちきることができなかった。こういう状況はオリンピックでもあると思うけど、苦しい状況で勝ちきらないといけない」
次戦は現地時間19日(日)15:10より、ドイツとアメリカ大会最終戦、ワールドグランプリ6戦目を戦います。引き続き、火の鳥NIPPONへのご声援をよろしくお願いいたします!!
◆国際バレーボール連盟(FIVB)によるライブストリーミングについて
予選ラウンド第2週アメリカ大会での日本戦全3試合は、FIVB公式youtubeでライブストリーミングされる予定です。
◆予選ラウンド(グループ1) 順位表
世界各地で開催されている試合が終了するごとに、順位表が更新されます。
最新の順位表は国際バレーボール連盟(FIVB)のウェブサイトでご確認ください。