スロバキアに敗戦、予選ラウンド通算成績は2勝6敗に FIVBワールドリーグ2016
男子バレーボールの国際大会「FIVBワールドリーグ2016」は世界各地で熱戦を展開中です。全日本男子チーム・龍神NIPPONが出場する予選ラウンド(グループ2)第3週中国大会は、7月1日(金)から3日(日)まで宣城[シュアンチェン]で開催されています。龍神NIPPONは本日2日(土)、スロバキアと本大会8戦目を戦い、セットカウント1-3(18-25、21-25、26-24、22-25)で敗戦。本大会の通算成績を2勝6敗としました。
本大会でこれまで対戦してきたどのチームよりも長身を誇るスロバキアとの対戦。第1セット、相手の高いブロックを利用した得点を試みるも、ブロックに捕まりなかなか得点を奪うことができず、ミスもあって流れに乗れないまま18-25でセットを失います。第2セット、立ち上がりから米山裕太選手(東レアローズ)をコートへ送り出します。中盤にミスが重なり相手にリードを許しますが、途中出場の栗山雅史選手(サントリーサンバーズ)のブロックで18-17と逆転に成功。しかし終盤に再びミスが重なり、21-25でスロバキアに2セット連取を許します。第3セット、米山選手、清水邦広選手(パナソニックパンサーズ)の活躍で連続得点を挙げると、さらに山内晶大選手(パナソニックパンサーズ)のブロックも決まりますが、スロバキアもブロックを起点に得点し、15-15と同点に追い付かれます。その後、デュースにもつれ込みますが、栗山選手のスパイクと出耒田敬選手(堺ブレイザーズ)のブロックが決まり、26-24で日本がセットを奪い返します。第4セット、高橋健太郎選手(筑波大学4年)がピンチブロッカーで入った場面で、リベロ・渡辺俊介選手(東レアローズ)の2段トスを清水選手が決め流れを呼び込みますが、打点の高い相手エースを止められず、22-25でこのセットを落としました。
◆南部正司監督
「相手の高さに対応しきれない部分もあったが、日本としては繋がったボールに対してもう少し精度を上げて、カウンターアタックまで持って行かなければいけない。そういう部分が目立った1戦だった。いい展開もたくさんあったので、それを常に出せるようにまた鍛錬し、いい勝ちパターンに持ち込めるようにしたい」
◆キャプテン・清水邦広選手
「ブレイク(自チームのサーブ時の連続得点)はしっかり取れていたが、サイドアウト(相手サーブ時の得点)が取れなかった。自分自身のサイドアウト時の決定率が低かったのも敗因に挙げられると思う」
◆出耒田敬選手
「今日は『臆することなく自分自身のプレーをやっていこう』という意識で臨むことができた。(相手は)高さはあったがそこまで精度の高いプレーをしてきたわけではなかった。日本の攻撃が単発になってしまっていた。明日は自分たちのプレーで悔いの残らない試合にしたい」
7月9日(土)、10日(日)に開催されるグループ2の決勝ラウンド「ファイナル4」には、開催国のポルトガルに加えて、7試合を戦い無敗の首位・カナダ(7勝0敗、勝点20)、2位トルコ(7勝1敗、勝点19)の出場が決定しています。なお、龍神NIPPONは昨日1日(金)にトルコに敗れたことにより予選ラウンドでの敗退が決定しています。
次戦は現地時間7月3日(日)17:00より、開催国の中国と本大会9戦目、ワールドリーグ最終戦を戦います。最後まで龍神NIPPONへのご声援をよろしくお願いいたします!
◆予選ラウンド(グループ2) 順位表
世界各地で開催されている試合が終了するごとに、順位表が更新されます。
最新の順位表は国際バレーボール連盟(FIVB)のウェブサイトでご確認ください。
◆国際バレーボール連盟(FIVB)によるライブストリーミングについて
予選ラウンド第3週中国大会での日本戦全3試合は、FIVB公式youtubeでライブストリーミングされる予定です。映像配信状況によっては視聴できない場合がございますことを、予めご了承ください。
写真提供:FIVB