国際大会

中国に敗れ予選ラウンド2勝7敗で本大会終了 FIVBワールドリーグ2016

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男子バレーボールの国際大会「FIVBワールドリーグ2016」は世界各地で熱戦を展開中です。全日本男子チーム・龍神NIPPONが出場する予選ラウンド(グループ2)第3週中国大会は、7月1日(金)から3日(日)まで宣城[シュアンチェン]で開催されています。

龍神NIPPONは本日3日(日)、中国と本大会最終戦となる予選ラウンド9試合目を戦いました。昨日2日(土)のスロバキア戦からスターティングメンバーを入れ替え、米山裕太選手(東レアローズ)、栗山雅史選手(サントリーサンバーズ)、小野寺太志選手(東海大学3年)らを試合開始からコートに送り出しましたが、ストレート(11-25、22-25、20-25)で中国に敗戦。通算成績2勝7敗(勝点9)で本大会を終えました。

第1セット、クイックを止められて苦しい立ち上がりとなります。バックアタックも機能せず連続失点を喫すると、ペースを掴めないまま11-25で第1セットを落とします。第2セット、立ち上がりは中国にリードを許しますが、清水邦広選手(パナソニックパンサーズ)のサービスエースなどですぐ逆転に成功します。しかし、今度は相手のサーブに苦しみ再びリードを許す展開に。日本は2枚替えで入った高橋健太郎選手(筑波大学4年)の強打や山内晶大選手(パナソニックパンサーズ)のブロックなどで追い上げますが、22-25で中国に振り切られます。第3セット、サーブとブロックで中国に連続得点を許すと、2枚替えで入った高橋選手の強打、山内選手のクイックなどで追い上げますが、流れを掴みかけた場面でまたしても中国のブロックに阻まれると、広げられた点差を縮めることができず、20-25でこのセットを落としました。

◆南部正司監督

「2016リオデジャネイロオリンピック世界最終予選で対戦した時と同じように、相手ブロックの高い壁に苦しんだ。戦術的にも効果的なサーブを入れられて、なかなかサイドアウトを取ることができなかった。中国は今後強いチームになると思うが、我々も高いブロックに対してしっかりと攻められる力をつけていきたい」

◆キャプテン・清水邦広選手

「今日は日本のスパイク効果率が非常に悪かった。中国のブロックやディフェンスがとても機能しており、こちらが我慢することができず、ミスをしたり止められてしまったりしたことが、ストレートで敗れた敗因だと思う」

◆小野寺太志選手

「今の実力のままでは戦えない、勝負どころで強い選手にならないと勝てない、ということを痛感したし、『いい経験をした』ということで終わらせてはいけないと思った。すごく悔しい思いをした試合だった」

7月9日(土)、10日(日)に開催されるグループ2の決勝ラウンド「ファイナル4」には、開催国のポルトガルに加えて、カナダ(8勝0敗、勝点23)、トルコ(8勝1敗、勝点21)の2チームの出場が決定しています。ファイナル4最後の1枠は、タンペレ(フィンランド)で本日3日(日)に行われる「フィンランド対カナダ」の試合結果を受けて、オランダ(6勝3敗、勝点19)またはフィンランド(5勝3敗、勝点16)が獲得します。

ワールドリーグ開催期間中、龍神NIPPONへのたくさんのご声援をありがとうございました。引き続き、龍神NIPPONへの応援をよろしくお願いいたします。

◆予選ラウンド(グループ2) 順位表

世界各地で開催されている試合が終了するごとに、順位表が更新されます。

最新の順位表は国際バレーボール連盟(FIVB)のウェブサイトでご確認ください。

写真提供:FIVB

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