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火の鳥NIPPON、ブラジルにストレートで敗れる 第31回オリンピック競技大会(2016/リオデジャネイロ)

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第31回オリンピック競技大会(2016/リオデジャネイロ)女子バレーボール競技は、現地時間8月10日(水)に大会3日目を行いました。全日本女子チーム・火の鳥NIPPONはブラジルと予選ラウンド(A組)3戦目を戦い、ストレート(18-25、18-25、22-25)で敗戦。予選ラウンドの通算成績を1勝2敗としました。

第1セット、本大会初先発となった田代佳奈美選手(東レアローズ)のトスワークから8-4とリードを奪いますが、立て続けに攻撃をシャットアウトされ13-16と逆転を許すと、シェイラ・カストロ選手らブラジルの強力なアタッカー陣の攻撃を食い止められず、18-25でセットを落とします。第2セット、カストロ選手、ナタリア・ペレイラ選手らの得点で12-18と大きく引き離されると、アタッカー陣の攻撃もブラジルに切り返され、18-25で2セット連取を許します。後がない第3セット、立ち上がりに3-6とブラジルにリードを許すと、荒木絵里香選手(トヨタ車体クインシーズ)のブロックなどで食い下がります。鍋谷友理枝選手(デンソーエアリービーズ)のサービエースを含む5連続得点で18-18と同点に追い付きますが、終盤に立て続けにミスが出て22-25で第3セットを落としました。

◆眞鍋政義監督

「ブラジルのサーブにプレッシャーをかけられた。オリンピックは短期決戦なので、調子のいい選手からスタートから使うし、調子の悪い選手は早めに交代する。今日の鍋谷(友理枝選手)はスピードもあってよかった。(セッターの起用について)2戦目のカメルーン戦で田代(佳奈美選手)が非常にうまくリズムを作っていたので、今日はスタートから田代(選手)を起用した」

◆キャプテン・木村沙織選手

「ブラジルの前後に揺さぶるサーブと高さのあるブロックを抜くことができず、リズムを作れなかった。北京、ロンドンと2大会連続で金メダルを獲得したブラジルとの対戦だったので、今日はスタートから気持ちを出して戦おうと話していた。だからこそ勝つことができず残念だし悔しい。明後日(現地時間12日)のロシア戦は絶対に勝ちたい」

◆山口舞選手

「チームがバタバタしていて、本当に1つにまとまっている時間が短い。第3セットは今大会に入って初めてというか、いい感じがあった。初戦からチームがのっているときやいい雰囲気がいい時は、すごいまとまって前を向いているが、うまくいかなかったり、失点が続くと誰かが不安を持ってしまい、それがみんなに伝染して立て直しがきかない状況になることが多かった。今日は第1、2セットを落として、悪い雰囲気の中で切り替えて3セット目をやれたのはよかった」

◆鍋谷友理枝選手

「2試合戦ってチームがバタバタしている。どうしても、地に足がついていない感じだった。自分がミスなくプレーできればチームが落ち着くと思ったので落ち着いてやろうと思った。(アウェイの雰囲気で)声が通らない中、どうやって盛り上げるかを意識した。このあとの試合でも(チームを)盛り上げられるようにしていきたい」

中1日を挟んで、日本は現地時間12日(金)20:30(日本時間13日8:30)より、ロシアと予選ラウンド(A組)4試合目を戦います。引き続き、火の鳥NIPPONに熱いご声援をお願いします!

◆女子バレーボール競技 予選ラウンド順位表(大会3日目終了時点)

【A組】

1位: ブラジル(3勝0敗、勝点9、セット率=MAX)

2位: ロシア(3勝0敗、勝点9、セット率=9.000)

3位: 韓国(2勝1敗、勝点6)

4位: 日本(1勝2敗、勝点3)

5位: カメルーン(0勝3敗、勝点0、セット率=0.000、得点率=0.728)

6位: アルゼンチン(0勝3敗、勝点0、セット率=0.000、得点率=0.648)

【B組】

1位: アメリカ(3勝0敗、勝点8)

2位: 中国(2勝1敗、勝点7)

3位: セルビア(2勝1敗、勝点6、セット率=2.333)

4位: オランダ(2勝1敗、勝点6、セット率=1.600)

5位: イタリア(0勝3敗、勝点0、セット率=0.000、得点率=0.823)

6位: プエルトリコ(0勝3敗、勝点0、セット率=0.000、得点率=0.768)

写真提供:FIVB

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