国際大会

強豪・アルゼンチンに3-2と連日フルセットの激戦を制し、無傷の8連勝でフランス大会を終える 男子ネーションズリーグ

「バレーボールネーションズリーグ2023」予選ラウンド第2週フランス大会最終戦。6月24日(土)にFIVB世界ランキング7位(試合開始前時点)のバレーボール男子日本代表チームは同8位のアルゼンチンと対戦し、セットカウント3-2(25-18、25-22、31-33、22-25、15-12)で勝利。開幕から無傷の8連勝とし、フランス大会を終えました。

ブラジル戦に続き、宮浦健人選手をスタメン起用した日本。第1セットは序盤から両チーム安定したサイドアウトで試合が展開していきます。髙橋藍選手のサーブなどで日本がブレイクし一歩リードを得ると、中盤からは昨日に続き好調を維持する宮浦選手にボールを集め、20-14とリードを広げます。その後も流れを渡すことなく、25-18でセットを先取します。第2セットでは序盤から日本がディグ&セットでポイントを重ねていきますが、中盤にアルゼンチンの巧みなサーブで崩されて逆転されてしまいます。しかし、石川祐希選手や髙橋藍選手の活躍で逆転に成功すると、最後は宮浦選手のスパイクが決まり、25-22でセットを連取します。この勢いのまま勝利を掴みたい日本でしたが、チャンスのところでミスが続いてしまいあと一歩流れを掴めません。終盤に石川選手のサーブでチャンスを得ると、リリーフブロッカーで投入された髙橋健太郎選手が見事にブロックポイントを取り、日本が2点リードを得ます。しかし、粘るアルゼンチンがデュースに持ち込むと、最後はスパイクミスで31-33でアルゼンチンがセットを奪い返します。第4セットは第3セットの勢いのままアルゼンチンが連続得点で好スタートを切ります。日本も髙橋藍選手のパイプ攻撃や巧みなサーブで流れを取り戻し逆転に成功します。その後は一進一退の攻防が続きますが、終盤に長いラリーを制したアルゼンチンが連続得点でリードを奪い、22-25で連日のフルセットに持ち込まれます。勝負の第5セット、石川選手が攻守で存在感を見せると、宮浦選手の強烈なサーブで5-2と日本がリードします。相手のミスにも助けられ3点差とすると、宮浦選手のスパイクでリードを広げ、終盤のアルゼンチンの猛攻を防いだ日本がセットカウント3-2で勝利しました。開幕から無傷の8連勝を飾り、決勝ラウンド進出に大きく前進しました。髙橋藍選手が両チーム最多の32得点、次いで宮浦選手が28得点と日本の攻撃をけん引する活躍を見せました。

開幕からの8戦全勝と破竹の勢いのままフランス大会を終えた男子日本代表チームはこの後、パサイシティ(フィリピン)に移動して7月4日(火)から始まる予選ラウンド第3週に臨みます。フィリピン大会3戦目ではFIVB世界ランキング3位(試合終了時点)のイタリア、4戦目には1位のポーランドと対戦が予定されているなど、厳しい戦いが続く男子日本代表チームに引き続き応援をお願いいたします。

<次戦>

7月4日(火)19:00 日本×中国

BS-TBSで21:00から放送

写真提供:FIVB