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龍神NIPPON・中垣内祐一新監督、火の鳥NIPPON・中田久美新監督が所信表明 全日本男女チーム新監督就任内定記者会見を開催

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公益財団法人日本バレーボール協会は2020年東京オリンピックでのメダル獲得を目指す全日本男女チームの新監督就任が内定したことを受け、本日10月26日(水)、味の素ナショナルトレーニングセンター(東京都北区)で記者会見を行いました。

会見には木村憲治会長兼強化事業本部本部長、全日本男子チーム・龍神NIPPONの中垣内祐一新監督、全日本女子チーム・火の鳥NIPPONの中田久美監督が出席。まず記者会見の冒頭に木村会長が中垣内・中田両監督就任の経緯を説明し、続いて両監督が全日本監督就任にあたっての意気込みを語りました。

◆木村憲治会長(10月25日の理事会終了後の記者会見でのコメント)

「中垣内監督は全日本でのキャリアもあるが、3年と短いものの所属チームの母体企業での実務経験もある。そこでの3年間は大変苦労したと聞いているが、それが人間的な武器になると思っている。一方の中田監督は歴代の全日本女子チームがオリンピックで金メダルを獲得した中、初めて出場したロサンゼルスオリンピックで3位に終わり悔しい思いをしたと本人から聞き、そのことが彼女の原動力になっていると感じる。両監督にはチームとしての成績はもちろん、選手を人間面でも成長させてくれるだろうと期待している」

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龍神NIPPONの中垣内監督は1990年に新日鐵で日本リーグ(現:Vリーグ)デビューを果たすと、その年の最高殊勲選手賞、新人賞、ベスト6を総なめにしました。以降、全日本男子チームのエースとして活躍し、キャプテンも務めました。2005年には監督として堺ブレイザーズを優勝に導き、2009年からは指導者技術を磨くべく渡米。2011、12年には龍神NIPPONのコーチを務めました。

◆中垣内祐一全日本男子新監督

「再びこうした場所(全日本チーム)に戻ってきたことに不思議な感じがしている。バレーボール界に非常にご迷惑をおかけし、ロンドンオリンピック終了後にバレーボールから一時期離れたが、東京オリンピックに向けて、それも監督として挑戦できるということで身が引き締まる思いがしている。まずは本当の意味での『一貫指導』ということで、U-23、U-20(ジュニア)カテゴリーに属する若く有望な選手たちと、シニア(全日本)のチームとが近い環境で練習を行い、(各カテゴリーの)スタッフ、監督と問題意識などを共有していくことで、スムーズな強化連携を図っていきたい。また全日本チームとしては、まずはサーブを強化していきたい。特にジャンプサーブだけではなくてジャンプフローターのスキルアップを追求していきたい。挑戦する以上は東京オリンピックではメダル獲得を目指したい」

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また、1980年に当時史上最年少の15歳で全日本入りした中田監督は、1984年のロサンゼルスオリンピックで銅メダルを獲得。さらに1989年のワールドカップでセッター賞、ベスト6に選出されています。2008年からの2年間、イタリアのクラブチームでアシスタントコーチを務め、2012年より久光製薬スプリングスの監督に就任。V・プレミアリーグを3度制覇、皇后杯全日本選手権大会は4大会連続で制しています。

◆中田久美全日本女子新監督

「たくさんの報道関係者に集まっていただき、改めて責任の重さを感じる。(日本バレーボール史上2人目の)女性監督と言われているが、私の前の生沼(スミエ)さんが監督のとき、私は現役の選手だった。そのとき支えられたことがたくさんあった。これから東京オリンピックまで限られた時間ではあるが、女性指導者の強みを最大限に生かし、少しでもいいメダルの色を獲得していくために頑張りたい。(監督就任を決めたのは)今の女子バレーは客観的にみても、非常に厳しい状態であると分かっているからこそ、やらなければいけないのではないか、と思った。この4年間の計画はあまり具体的に話せないが、まずはリオデジャネイロオリンピックで結果が出せなかったことについて検証が必要。前任の眞鍋(政義)監督がやってこられたことに何かを付け加えていくことができればと思っている」

中垣内・中田両監督は2016/17 V・プレミアリーグ終了後に本格的に全日本チームの監督として活動をスタートさせます。2017年度は「FIVBワールドリーグ2017」(男子)や「FIVBワールドグランプリ2017」(女子)、さらに「ワールドグランドチャンピオンズカップ2017(グラチャンバレー2017)」への出場が決まっていますが、その他の国際大会の日程や龍神NIPPON、火の鳥NIPPONの活動スケジュールにつきましては決定次第JVAのウェブサイトに掲載いたします。

関連リンク

中垣内祐一 全日本男子新監督 略歴(PDF)

中田久美 全日本女子新監督 略歴(PDF)

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