男子は中央大学、女子は鹿屋体育大学が大学日本一!! 全日本大学男女選手権大会
「第69回秩父宮賜杯全日本大学男子選手権大会 第63回秩父宮妃賜杯全日本大学女子選手権大会 ミキプルーンスーパーカレッジバレー2016」(以下、全日本インカレ)は12月3日(土)に男子決勝戦、4日(日)に女子決勝戦をそれぞれ行い、男子は中央大学が3年連続15回目、女子は鹿屋体育大学が3年ぶり3回目の優勝を果たしました!
女子決勝戦は、春秋関東リーグを制した筑波大学と、3年ぶりの優勝を目指す鹿屋体育大学が対戦。序盤から隙のないバレーで鹿屋体育大学が第1セットを先取すると、続く第2セットは好守から筑波大学が流れを掴みかけたものの、鹿屋体育大学が連取。その後も粘り強いバレーを展開した鹿屋体育大学がストレート(25-13、25-21、25-20)で筑波大学を下し、3年ぶりの優勝を果たしました。なお、最優秀選手賞には鹿屋体育大学のキャプテン・秋山愛海選手が選出されました。
鹿屋体育大学の秋山選手は「応援してくださる方がたくさんいる。その方々に感謝の気持ちを持って優勝しようと臨んだ。(3年前)1年生で優勝したときは上級生に助けられてばかりだったので、今年は自分たちが引っ張らなければという思いだった」とコメント。また、濱田幸二監督は「個の能力では劣るのでチーム力で勝とうとチーム発足時から準備をしていた。今の4年生が1年生の時に優勝している。その4年生の頑張りと経験がこの舞台でも生かされていた。(本大会では準々決勝の)千里金蘭大学との1戦がチームのギアを入れる1戦だったように思う」と振り返りました。
また、男子決勝戦は3連覇が懸かる中央大学と5大会ぶりの優勝が懸かる東海大学が対戦。第1セットの立ち上がりから石川祐希選手のサーブを起点に中央大学が東海大学を引き離すと、勢いそのままに2セットを連取します。対する東海大学は第3セットを取り返し、第4セットも中盤にリードを奪ったものの、中央大学が石川選手の強打などでデュースの末にセットを奪い、セットカウント3-1(25-18、25-19、21-25、35-33)で勝利。15度目の日本一、そして大会3連覇を果たしました。
3度目の優勝監督賞受賞となった中央大学の松永理生監督は「負け越すかたちとなった大会直前の明治大学との練習試合を経て、1戦1戦自分たちのバレーを徹底してできるようになった。そして選手それぞれの気持ちが固まり、最後はチーム一丸となって優勝することができた」とコメント。また最優秀選手賞に選出された中央大学のキャプテン・井上慎一朗選手は「試合を重ねるごとにチーム全員のモチベーションが上がり、最終的に決勝戦で東海大学といい試合ができた」と大会を振り返りました。
◆女子最終順位
優勝: 鹿屋体育大学
準優勝: 筑波大学
3位: 日本体育大学
4位: 順天堂大学
◆女子個人表彰
最優秀選手賞: 秋山愛海選手(鹿屋体育大学4年)
敢闘選手賞: 土井さくら選手(筑波大学4年)
ベストスコアラー賞: 坂東可菜選手(鹿屋体育大学4年)
スパイク賞: 甲萌香選手(筑波大学1年)
ブロック賞: 辻村りこ選手(日本体育大学2年)
サーブ賞: 丸尾遥香選手(筑波大学2年)
セッター賞: 赤星七星選手(鹿屋体育大学4年)
レシーブ賞: 安田睦実選手(鹿屋体育大学2年)
リベロ賞: 宇都宮光選手(鹿屋体育大学2年)
優勝監督賞: 濱田幸二監督(鹿屋体育大学)
◆男子最終順位
優勝: 中央大学
準優勝: 東海大学
3位: 早稲田大学
4位: 日本体育大学
◆男子個人表彰
最優秀選手賞: 井上慎一朗選手(中央大学4年)
ベストスコアラー賞: 石川祐希選手(中央大学3年)
スパイク賞: 神谷雄飛選手(東海大学3年)
ブロック賞: 久原翼選手(東海大学4年)
サーブ賞: 石川祐希選手(中央大学3年)
セッター賞: 山口頌平選手(早稲田大学4年)
レシーブ賞: 武智洸史選手(中央大学3年)
リベロ賞: 井上航選手(東海大学4年)
優勝監督賞: 松永理生監督(中央大学)
大学日本一を決める全日本インカレは男子・中央大学、女子・鹿屋体育大学の優勝で幕を閉じました。今月16日(金)から東京体育館(東京都渋谷区)と大田区総合体育館(大田区総合体育館)にて開催される「平成28年度 天皇杯・皇后杯 全日本選手権大会」のファイナルラウンドには、本大会の男女優勝チームほか、全国各地のブロックラウンドを勝ち残った大学も出場します。年末に控える真のバレーボール日本一を決定する天皇杯・皇后杯にもご注目ください!