トルコにフルセットの末勝利し、タイ大会を白星でスタート 女子ネーションズリーグ
「バレーボールネーションズリーグ2023」予選ラウンド第3週タイ大会初戦。6月29日(水)にFIVB世界ランキング7位(試合開始前時点)のバレーボール女子日本代表チームは同6位のトルコと対戦し、セットカウント3-2(25-23、25-23、21-25、16-25、15-9)でフルセットで勝利し、タイ大会初戦を白星で飾りました。
ブラジル大会から大きくスタメンを変えて臨んだ第1セットは、相手の高いブロックに苦しむも、宮部藍梨選手のBクイックや福留慧美選手のディグで粘り、序盤から一進一退の攻防が続きます。そこから長岡望悠選手のバックアップや石川真佑選手のサービスエース、山田二千華選手のブロックで流れを掴んだ日本が25-23で第1セットを先取します。続く第2セットも第1セットと同様に接戦で試合が進んでいきます。松井珠己選手の幅の広いトスワークや古賀紗理那選手のスパイクで中盤は18-16と日本が一歩抜け出すと思われましたが、トルコもメンバーを替えて反撃を開始します。23-23と同点に追いつかれる場面もありましたが、最後は古賀選手が相手ブロックをかいくぐって押し込み、25-23で2セット目も連取しました。第3セットはセッターを替えて臨んだトルコに2-7と序盤から流れを奪われます。長岡選手のバックアタックや宮部選手の速攻で日本も粘りをみせますが、トルコのブロックが機能し、21-25で第3セットを奪われます。第4セットも日本はなかなかリズムを掴めず、トルコに主導権を握られます。流れを変えるために日本は、井上愛里沙選手をコートへ送り込むと、林琴奈選手と入澤まい選手、関菜々巳選手を続けて投入します。その林選手らの活躍で、3連続得点を奪い反撃態勢に移りたいところですが、13-19と厳しい試合展開が続き、16-25でこのセットもトルコに奪われます。最終第5セット、日本はスタメンに荒木彩花選手を起用。古賀選手のブロックとサービスエースでリズムを掴み、石川選手や山田選手のブロック、林選手のスパイクでリードを広げます。最後は石川選手のエンドラインギリギリのスパイクが決まり、15-9でフルセットの激戦を制し、タイ大会を白星でスタートさせました。
女子日本代表チームは明日6月30日(金)にFIVB世界ランキング10位のオランダと対戦します。BS-TBSにて放送がありますので、ファイナルラウンド出場に向けて戦う女子日本代表チームに引き続き応援をお願いいたします。
<次戦>
6月30日(金)19:00 日本×オランダ
BS-TBSで18:30から放送
写真提供:FIVB