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2014.06.26お知らせ

指導方法策定、普及事業、有望選手発掘、選手強化の4つを柱とする『Project CORE』発表記者会見を開催!

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 「Project CORE」発表記者会見が、6月26日(木)、資生堂銀座ビル3Fの「花椿ホール」にて開催されました。

 

 「Project CORE」とは公益財団法人日本バレーボール協会が立ち上げたプロジェクトで、日本バレーにふさわしい「指導方法策定」、バレーボール教室の拡充「普及事業」、長身選手などのリクルーティング「有望選手発掘」、まずは2020年東京オリンピックを目指す「選手強化」の4つの柱から成り立ちます。

 

 この4つの柱、

 

    Coaching[指導方法策定]   (+Creativity[創造性]、Cooperation[協力])

    Opportunity[体験機会=普及事業]  (+Overcome[克服する、打ち勝つ])

    Recruit[有望選手発掘]   (+Responsibility[責任]、Reliability[信頼性])

    Enhancement[選手強化]   (+Enjoy[楽しむ]、Encourage[勇気づける]、Exciting[わくわくする])

 

の頭文字を取って『CORE』と名付けられた本プロジェクトには、「2020年、そしてその先の未来に向けて、バレーボールを活性化し、国民の皆様へ勇気と感動をお届けすることを目指す」想いが込められています。

 

 本日の記者会見では「Project CORE」の「E=選手強化」についての発表があり、2020年東京オリンピックに向けて集中的に強化していく選手で構成された「Team CORE」に、男子10名、女子8名が選出されたことが発表となりました。なお2020年に向けて、まずは18名が選出されましたが、今後人数が変更になったり、メンバーが変更になったりする可能性もあります。

 

  18名の選手たちは、各選手の年齢に合うアンダーエイジカテゴリーの大会(例:アジアジュニア選手権大会)などに、Team COREにはまだ入っていない選手らと出場して国際経験を積んでいく予定です。

 

 

 記者会見では、Team CORE男子の酒井新悟監督が「南部(正司全日本男子)監督とも連携を取り、しっかりした土台・土壌を作りたい」、女子の安保澄監督が「(リオデジャネイロオリンピックが終わった翌年となる)2017年度の全日本選手を1人でも多く輩出することがミッション。世界を肌で感じさせたい」と述べ、男女各選手たちも、それぞれの2020年とその先に向けての熱い想いを語りました。

 

 

■酒井 新悟監督

重大な責任を持った仕事なので、覚悟を持ってやっていきたい。男子は半分くらい全日本シニアに選ばれている。どういう方向性でやっていくか、下の(世代)カテゴリーにも伝えながら、すぐにシニアに入れる選手を育てていきたい。(Team COREの選手も参加した) 1回目の合宿においても、手ごたえを感じた。まだまだ成長過程の選手がいるので、見逃さないで育てたい。2020年以降も日本バレーの強化システムとなるよう、しっかりと全日本シニアのスタッフとも連携を取りながらやっていきたい。

 

■出耒田 敬選手(堺ブレイザーズ)

2020年、母国でオリンピックが開催されて、周りからの期待も大きくなると思う。日頃から日の丸を付ける自覚と責任を持ってやっていきたい。

 

■伏見 大和選手(東レアローズ)

母国でのオリンピックは、なかなか経験できないことだと思う。中心選手になれるように頑張りたい。

 

■柳田 将洋選手(慶應義塾大学4年)

今からしっかり練習を積み、世界に通用する技術を身に付けていきたい。

 

■大竹 壱青選手(中央大学1年)

チャンスをいただいたので、しっかりとプレーを向上させ、世界と戦える能力を身に付けたい。(オリンピックのイメージは)そう簡単にはいけない場所というイメージ。(2012年のロンドンオリンピックを観て)今の自分と照らし合わせると、まだ足元にも及ばない。高さも倍、速さも倍だった。

 

■石川 祐希選手(中央大学1年)

オリンピックがどんな場所なのか(経験していないので)分からないが、とても楽しみ。結果を出せるように頑張りたい。

 

■小野寺 太志選手(東海大学1年)

6年後という近い将来のことで、とても楽しみにしている。6年間努力をして、日本に少しでも貢献できるようにしたい。

 

■鈴木 祐貴選手(県立雄物川高校2年)

今の自分には身長しかないので、身体も作って、プレーの幅を広げていきたい。2020年、日本のユニフォームをもらえるだけでなく、その中心選手として試合に出て活躍したい。身体をしっかりと作り、器用なプレーヤーになりたい。

 

■金子 聖輝選手(東福岡高校2年)

2020年には中心となってやっていきたい。高校・大学と土台をしっかり作っていきたい。

 

※山内晶大選手(愛知学院大学3年)、高橋健太郎選手(筑波大学2年)は欠席

 

 

■安保 澄監督

女子は21歳以下の年齢の選手となっているが、現時点で技術的に優れている選手、高身長者、将来全日本シニアで活躍できる選手を選んだ。全日本シニアの合宿にも参加し、密に連携を取ってやっていきたい。強化のキーワードは『マルチ』。例えば攻撃ではマルチテンポアタッカーになってほしい。マルチなプレーヤーとして活躍できる選手を強化していきたい。

 

■大竹 里歩選手(デンソーエアリービーズ)

2020年に世界で勝つために、技術・精神面ともトップレベルに上げていかなければいけない。毎日をしっかりと一生懸命やっていきたい。

 

■宮下 遥選手(岡山シーガルズ)

自分の国でオリンピックが開催されるのは一生に一度あるかないかのことだと思うので、嬉しく思っている。2020年を最高の形で迎えられるように1日1日を大切にしていきたい。

 

■伊藤 望選手(東レアローズ)

人としても、プレーの面でも、しっかり成長して、たくさんの方に応援してもらえるような選手になりたい。

 

■古賀 紗里那選手(熊本信愛女学院高校3年)

東京オリンピックでの金メダル獲得に向けて、今からたくさん成長していきたい。選んでもらったので、技術、体力を磨いて成長していきたい。

 

■坂本 奈々香選手(県立北九州高校3年)

自分にはまだまだ足りないところがたくさんあるので、選抜合宿の中で先輩方からいろいろ学んでいきたい。

 

■黒後 愛選手(下北沢成徳高校1年)

これからの高校3年間でたくさんのことを吸収し、東京オリンピックに相応しい選手になっていきたい。

 

■宮部 藍梨選手(金蘭会高校1年)

今からしっかりと練習を積み重ねて、2020年にチームに貢献できるように頑張りたい。まだオリンピックは自分とは遠い存在で、自分が出るという意識とかはできないが、東京オリンピックの世代に入っているので、最近は意識し始めた。同じ(金蘭会)高校の金山杏香選手が新体操のフェアリージャパンに入っていて、二人で頑張っていきたいと話している。

 

■吉岡 美晴選手(東九州龍谷高校1年)

今足りないところを高校3年間で習得し、2020年にしっかりと戦えるようにしていきたい。高校ではライトをやっており、得意なのはライトからのインナー(コース)。ライトからはスパイクコースが限られるので、2枚のブロックがついた時にブロックアウトを打ち抜ける強さを身につけていきたい。

 

 

  また、「Project CORE」のアンバサダーに元全日本男子の朝日健太郎さん、元全日本女子の竹下佳江さんが就任し、本プロジェクトを様々な形でサポートしていくことも併せて発表されました。竹下さんは「選手1人1人の言葉が力強く、夢を持って頑張っていることが伝わってきた。過程を大事にして、人間力を高めていってほしい。プロジェクトの継続と更なる進化を願っている」、それを受け朝日さんは「日本のバレーボール界が期待感に包まれた日になった」と表現し、バレーボールを盛り上げるための全面バックアップを約束してくれました。

 

 2020年とその先に向けた選手たちの奮闘に、今後もぜひ熱い後押しをよろしくお願いします!

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